バズる【自律神経】
『自律神経』という言葉も、少し前は「誰も知らなかった」のですが、今や一般の人々にも定着してますよね。
かつては知られなかった医学用語?ですが、このストレス社会において不可欠な概念となっています。

ただ「誰もが知っているが中身は知らない」感もいなめなく、病院で原因不明・よくわからん不定愁訴というものを「自律神経失調症」とくくってるのが現状です。
病院側も使いやすく、患者側もなんとなく納得する、そんな感じになっています。
なんでも
「病名をつけられると安心する」
と、いうのもあり都合よく使われている感じです。
ウチの治療院でも患者さんの病状説明時も
「ストレスが原因ですよ」というと
「そんなことない!」
「俺がストレスでカラダを壊すわけない!」と半ば逆ギレしてくることも多かったのですが(特に男性)
「自律神経の乱れが原因ですよ」という言い方をすると、もののけ姫の山犬のように
「そうなんですね〜」と突如従順におとなしく治療を受けてくれるのでした。

【ストレスで体を壊す=弱い人間】という公式が根深くあるためですね(特に男性)。
これでは表面的な改善しか見込めないのです。
私が「筋反射テスト※」を覚えたて・使いたてのころ、患者さんをチェックしていくと、肩こりだの頭痛だのヘルニア、ガンや心疾患…
痛みや病気の8割強は
「ストレスが原因」との
アンサーが出てくるので、
とてつもない驚愕と
「今まで揉んだり押したりのテクニックを
突き詰めていたのに
それでは太刀打ちできない領域」
というものに目の前が真っ白になったのを覚えています。
筋肉の反射を使った検査法。 身体にストレスのある「質問」をすると 『筋肉にチカラが入らない』あるいは『リキんで固くなる』 という反応を利用した検査法。原因検査にはとても便利で、海外では病院で保険適用されている国もあります。
前回記事にあるように、今後世界で最も増えると予測されているのが「うつ病」です。
どんなに良い食事・良い運動をしていても
今や【自律神経】をコントロールできないと
健康は成り立たないのです。

自律神経のバランス
ご存知、自律神経には2種類ありますね。
ざっくり…
・危機回避、何かに集中する時は
【交感神経】優位がよく、
・回復、チカラを抜く時には
【副交感神経】優位が良い
とされます。

いわずもがな、現代人は
「【交感神経】の異常な過活動 」となってます。
常に臨戦体制で休まらないのです。
それも命の危機などではなく、
- 気に食わない人
- 怖いパートナー
- 人と比較
- 自分責め
- 未来の不安・妄想
などなどで勝手に緊張しているのです。
なので、よく言われることですが、
【副交感神経】を優位にもっていき、
【交感神経】を宥めることが必要になります。
だからといって【交感神経】を完全に止めると、
いわゆる「うつ病」的な感じで無気力になってしまいます。
【どっちもバランス良く働いている】
がポイントです。
よく自律神経の説明にこういった
「天秤」で表されるため誤解が生じやすいのです。
「天秤」だと「一方が上がると一方が下がる」を意味してしまいます。

そうではなく、
『どちらも活性化している』が正しいです。

前回お伝えしたとおり、痛みや病気というものは、自分が何をイシキしているか?で決まります。 イシキしたものを▶︎脳が探して▶︎それで映像を作ります。 「腰が痛い」とイシキしていれば、脳は「腰の痛い」情報ばかり集め証明して 肉体の物理原因(栄養、習慣など)は 体調不良の
▶︎それがあなたの現実 となっています。
「ほらやっぱり痛い」と現実化します。
「痛み」が先ではないのです。
何か理由や目的があって痛い自分をイシキしています。
脳内で「痛い自分が当たり前」になっているので、何か治療や薬、運動して、少し良くなっても、
必ず「痛いが当たり前」の自分に
ちゃんともどります。
ほんの2割程度で、
あとは自分の中の「脳内表現」で痛みを作っています。
「病は氣から」とはよくいったもので、まさにその通りなのです、、
本質はこの考えかたになります。
自分が出してます。
が、人というものは勝手なもので、
必ず何かのせいにしたがります。
だから慢性化し治っていかないのです。
病気は運悪くなるわけではありません。
自分のイシキを変える必要があります。
【自律神経】は
あなたのイシキに従います。
カラダから整える意味合い
…と、こ難しい精神性のウンチクになりましたが、とりま、イシキの切り替えに
ボディワークというものも効果的に働くこともあります。

日本人は特に「因果律」が大好きですから
「コレをやったから」→「よくなった」
みたいに「何かしたから、ご褒美に良くなった」みたいなのが無意識領域に浸透しやすかったりします。
- 名医にみてもらったから
- この新薬を使ったから
- この運動をしたから
- このマッサージを受けたから
- このサプリを使ったから
だから良くなった。
みたいに。
こういうと元もこもないのですが、
はっきりいって
イシキが変わり良くなれば
思い込みでも何でもいいのです。
普通、農薬を飲んだら即死ですよね?それに似た薬や注射打たれても「これは最良の薬だよ」と言われると良くなった氣になれるのです。

自律神経の中核「迷走神経」エクササイズ
「知識」を腑に落とし「実践」することで、
イシキは確信を得て、身体の良い反応を引き出します。
厳選したものをお伝えします。
前提知識【迷走神経】
副交感神経の中心軸となるのが
「迷走神経 」という神経です。
最近テレビでやってたとかで、やたら問い合わせが増えましたね。

主に内蔵を支配しています。なので、いつもの「内蔵マッサージ」が当然効果高いです。
「迷走神経」は頭蓋骨の
耳の後ろあたり「骨のつなぎ目の隙間」から
ニュルっと出て内蔵まで走行しています。

このちっちゃい穴⬇︎ から出ているのです。
ということは…わかりまよね?
頭蓋骨膨張でこの穴が狭まります。
圧迫されて「迷走神経」の過緊張や過剰弛緩が起こります。
延髄も同時圧迫となります。
- 後頭部の気持ち悪さ
- めまいのような感覚
- 首の後の圧迫感
などがでます。
なので、「迷走神経」を元気にするには、やはり頭蓋骨膨張をとる意味で、いつもどおり
お腹揉みと内臓呼吸、頭蓋骨リフトは、必須になります。
【迷走神経】の走行
迷走神経は走行が2種に別れます。下の図のように「みぞおち」を境に上下にわかれています。
腹側迷走神経 ▶︎ みぞおちより上の臓器 背側迷走神経 ▶︎ みぞおちより下の臓器

昨今、注目されているのが、
腹側迷走神経 で(みぞおちより上部)
接続が心肺だけではなく顔面やのど、首肩の神経ともあるのがミソです。
腹側迷走神経は「群れで生きる生物」ならではの神経で、周囲との協調を促す働きをします。
表情筋や発声の筋、心臓や肺に分布しているため、周りに
- 柔らかい表情
- 柔らかい声
- 柔らかい心臓波
などを発信するので、群れの中で安全を保てます。争いを避けるように働きます。
一緒にいて心地よい雰囲気の人・なんとなく魅力的な人は、この腹側迷走神経がいい感じといえます。
一流の営業マンなんかは発達しているようですね。
逆に、この腹側迷走神経が乱れていると、
支配部分の機能も乱れ、
- のどの不調・止まらない咳
- 声がでにくい・かすれる
- 舌がのどに落ちる・味覚の異常
- 表情が減る・顔が垂れ下がる
- 動悸・不整脈の乱発
- 首・肩の強いコリ感
などなどがでます。病院では「原因不明」とされます。
精神状態も以下の通り乱れます。
腹側迷走神経の活動が低下すると⬇︎ 人付き合いが非常に億劫になります。人と会いたくないのです。私も二十代あたりはこの状態で、肩こり、のど、はなの症状、声が出にくいなどに悩まされてました。店売サービス業でしたので(´Д`)」コミュ恐怖症みたいな感じになります。 逆に 無意識に、やたら人の顔色ばかり伺うことになり、人にどう思われるか?に一喜一憂し、常に感情が上がり下がりし非常に疲弊します。「嫌いなのに必要以上に気を遣ってしまう」など反動形成で、自分がない状態なので魂レベルでズタズタになります。
腹側迷走神経の活動が過剰だと⬆︎
自己嫌悪や他人軸といった
「思考パターン」が大きく関与します。
思考パターンは治療院で解放しながら、下記の肉体部分へのエクササイズも行って下さい。
耳のマッサージ
迷走神経の枝はなんとここ▼の皮膚(黄色部分)にも分布しており、

この皮膚を快刺激することで、
迷走神経を活性化or沈静化できます。
耳掃除が気持ちいいのはこのためですね。
やり方は耳タブを優しく掴んで、
優しくいろんな方向に引っ張ります。
耳穴の前側の凸をつまむのも効果的です。
FOホールディング(前・後頭部テアテ)
迷走神経知覚分布は後頭部にもあります。
(厳密には後頭骨の内側)
後頭部を手の平で包むようにこの領域に触れます。「頭蓋骨の内側」ですが、この図を頭に入れて「内側を触ってるつもり」になることで脳をだませます。
(つまり触っているのと同じ身体反応がでる)
ついでに前頭葉にも体液を回す意味でオデコにも手の平を当て挟みます。
これで、深呼吸。
後頭部が軽くなり落ち着くまでやります。

舌の運動
なんと舌の神経ともつながりがあります。
舌歯磨きでいきます。
自分の舌先で歯を一本一本、こすっていきます。
歯の裏側はもちろん、歯の表側も、舌先をグーっともっていって、こすります。口をしっかり『閉じたまま』やって下さいね。
胸鎖乳突筋はさみ
この筋肉(胸鎖乳突筋)にも分布しています。

筋肉刺激で神経を活性化できます。
指の腹でやさしくつまんでいきます。
少し横を向くと筋肉が浮いてくるのでつまみやすいです。
「筋肉が立つ」という状態になるので、モデルさんみたいに首が長く見えるようになります。

広頚筋プル
のどを覆う薄い筋肉があります。
『広頚筋 』といいます。
この筋肉とも関連します。

これも表情筋と密接に関わりあいがあり、かつ短縮固定され機能低下しやすい筋肉です。
舌の運動とあわせることで美容効果も高いです。
フェイスラインがくっきりしてきます。
①軽く下をむいた状態で、
②鎖骨に手の平か指を広く当てて、
下方に「ニュ〜」と引っ張り固定(フック)します。
(服の上からではなく素肌にフックします)
③固定をキープしたまま、ゆっくり上を向きます。ツッパリ感を感じます。
フックがうまくいくと「皮膚が破れるんじゃないか⁈」みたいな気持ちの良いツッパリ感がでます。
④顎をアイーンっと突き出します。さらにツッパリ感を感じます。
そのまま横を向いたり斜め上を向いたりツッパリ感を味わいます。
写真では舌も出していますが、舌は「できたら」で大丈夫です。
⑤また①にもどりフックしなおして繰り返します。

顔タッチ
顔面の神経にも接続してます。
単純に手のひら全体でピタっとタッチして深呼吸ですね。
吸盤みたいに触っていき、凹凸をしっかり感じながら、顔全体を触っていきます。

シワをとりたいところは「私はぴちぴちの肌」と想像しながら触って呼吸します。「ぴちぴちの肌」の想像が強まると脳が「あっ私って、ぴちぴちの肌だったわ」と勘違いして、なんと自律神経の働きで「ぴちぴちの肌」に寄せてきます。(サイバーホメオスタシス理論)
注意:「シワよ、なくなれ!」だと「シワ」という言葉に臨場感があるため、なかなか消えません。なんなら増えます。
背中 捻り
これは背骨にある「交感神経」(緊張させる神経)を適正化するためのものです。

ストレスの多い方は確実に平背(背中が真っ平)です。
背骨の弯曲が消失しているのです。これでは、常に火災警報器が鳴り続けていることになるので、絶対に完全リラックスはできません。
背骨を捻って、交感神経節の柔軟性をつけます。
① 背中のみを回したいのでイス座位で行います。
骨盤は立てて座ります。
腰部分は背もたれに完全につけてください(腰が丸まらないようにするため)
② 両手を合わせます。
できる人は肘を合わせるようにすると効果が高いです。
③ ゆっくり捻ります。肩甲骨もしっかり伸ばします。
限界まで捻じらず、気持ちいいだけ、気持ちいい回数やります。

④ 少しづつ、「手の高さ」を変えて行います。

・肘の位置が低いと背中の上方に
・肘の位置が高いと背中の下方に
刺激がいきます。満遍なく気持ちいいだけやります。
というわけで、ほんの一部ですが簡単なものをご紹介しました。
1日の中で少しの時間でよいので頻繁に行なってください。
よくわからないところは、ご指導いたしますのでお声かけください。
精進ください。














【 交感神経 】 ▶︎ 緊張
【 副交感神経 】▶︎ リラックス