※コチラのブログの学説・メカニズムは、まだエビデンスが完璧に証明されていないもの、私見も含んでいます。あくまで参考までにして下さい。
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ストレス…ウイルスは入り放題
前に、お笑い芸人の「COWCOW(カウカウ)」さんが、
『 渾身のネタが、
スベッた次の日には、
必ず風邪を引く 』
とおっしゃっていました。
名言ですね(´ω`)
みなさん、体感していると思いますが、
動物は強いストレスを受けると、
ウイルスに対して
全く防御できなくなります 。
ここでは、
《 ストレス ー 自律神経 ー 免疫力 》
の関係を見ていきます。
今や一般の人も よく口にする、
【自律神経】というものを、
あらためて復習してみて下さい。
ストレスと自律神経
【自律神経】とは?
【自律神経】は、その名前の通り、体が自律的に働く神経です。
自律神経は私たちの意思とは関係なく、
呼吸や体温、血圧、心拍、消化、代謝、排尿・排便など、
生きていく上で欠かせない生命活動を維持するために
24時間365日、休むことなくオートで働き続けています。
自分でイシキして「体温上げるか」とか「じゃ、消化するか」とか、
いちいち考えなくても、体がやってくれているのです。この自律神経機能がないと、寝てる間に呼吸することもできなくなります。
まず、このスゴイ機能に感謝すべきです。
ストレスはこの機能をタイミング良く使えなくさせてしまいます。
自律神経のバランス
自律神経は二本柱で、できており
交感神経 ・ 副交感神経
の切り替えでなりたっています
交感神経 = 緊張状態
副交感神経 = リラックス状態
逆に気持ち的にも、ゆったりしてる時は【副交感神経】にカラダの状態も切り替わります。
特徴としては以下のとおり。下表のように相反した反応をします。
交感神経 | ⇆ | 副交感神経 |
緊張する | 状態 | リラックスする |
上がる↑ | 心拍数 | 下がる↓ |
上がる↑ | 血圧 | 下がる↓ |
ちぢむ(収縮) | 血管 | 広がる(拡張) |
硬くなる | 筋肉 | 緩む |
動かなくなる | 胃腸 の動き |
活発になる |
野生動物は、他の動物に襲われた時、【交感神経】に切り替わります。
命の危機なので、全力で戦うか、さっさと逃げるか するために、最速・最大パワーを出せるように一瞬で切り替えます。
と、体は 臨戦体制 となります。
危機が去ると自動的に【副交感神経】が優位になりバランスを保ちます。
人間は、他の動物に襲われるストレスはありませんが、しっかり、上記の反応は残っています。
人間は襲われて食べられる危険はないかわりに、人間関係やら、未来の不安やら、あらゆる心理的ストレス(怒り、不安、恐怖)で
【 交感神経 】状態になります。
他の動物と違い、なまじ大脳が発達してしまったせいで、
イマジネーションが豊かになりすぎて、
不安や怒りを
自分の中でどんどん大きくしてしまいます。そのため、【交感神経】に傾いた振り子が全く戻らなくなります。
上表のように【交感神経】状態が持続してしまうと、 カラダが大変な事になるというのは、わかりますよね。(上表の左側の状態)
集中して作業する時は【交感神経】・休む寝る時は【副交感神経】にキッチリ切り替わることが大事です。
これは本当にあったのですが、知人の悩みで、(掲載許可済み)
「仕事でミスってしまった…。 上司からの評価が下がってしまった…。 同僚からもバカにされるし…。 おそらくクビになるだろう…。 妻には、そんな事もできないのって愛想つかされて…。 子供はそんな父親は嫌うに決まってる…。 もう少し歳をとったら、家を出ていくに、違いない…。 一人で病気になって、死んでいくんだ…。」
このボヤきの、
《事実》の部分は
「仕事でミスした」
のところだけ です。
あとは全て妄想です。マジです(´Д`)」
他人からしたら、
「いやいや考えすぎだって」
「そんなこと起こるわけないって」って思いますが、不安が暴走してる、時というのは、こんな感じで
本人は物凄いリアリティを持って考えているのです。
自分で作りだしたオバケに自分が怯えている状態です。
瞑想やカウンセリング、ストレス解放の整体で、一旦リセットして、「これはホントに現実的かな⁈」と一個一個、確認していくと、ほとんど妄想だなとキヅキます。不安は減ります。
次回、こんな感じで感情ストレスをうけている時のカラダの抵抗力(免疫細胞の状態)について解説します。
・心拍数、血圧を一瞬で上げる! 素早く動けるように。筋肉にたくさん血液を送るために。
・筋肉を緊張させる! 殴られたり、引っかかれても大丈夫なように筋肉を固めます。
・手の平、足の裏から汗をだす! 逃げる時、木をしっかり掴んだり、滑らないようにする。
・食べ物の消化機能をストップ! 闘争逃走に集中するため、消化とか そんな暇はありません。血液も筋肉にまわします。
・血糖値を上げる! 大きな力を出せるように、蓄積してた糖(エネルギー)を使える状態にして血液に流します。
・血液に粘りを作る! もし、敵が毒を持っていて、噛まれた時、毒のまわりを遅くする。
・免疫をおとす! もし、敵が毒をもっていて、噛まれた時、アナフィラキシーショックが出ないようにする。