必須知識『骨盤を閉じる』

※コチラのブログの学説・メカニズムは、まだエビデンスが完璧に証明されていないもの、私見も含んでいます。あくまで参考までにして下さい。

絶景 富良野岳

まず、山紹介です(´ω`)
先日、縦走してきました。

札幌から車で3時間(‘w’)

《北海道で一番高い場所にある温泉》
「凌雲閣」
の駐車場に登山口があります。

富良野岳は2000m級のお山ですが、
登山口がすでに1200mのところなので、
ビギナーでも結構お手軽に登れます
体力に余裕があれば、富良野岳山頂から連なる幾つかのピーク(頂上)を縦走できます。

今時期は🌸花が咲き乱れ、
「ここは天国か?」という感じです。

6時間程、歩いてきました(´ω`)

登山用リュックは骨盤を安定させる

3時間〜以上の山行ともなると、荷物も増えます。高めの標高だと、飲料、行動食、雨具や防寒も必要になるため、結構、重量がでます。

山用のリュックは、素晴らしい機能で、重さを感じさせない工夫がいっぱいです。

最も役にたつのが、『ヒップベルト』です。

骨盤を包み込むような、太く厚手のベルトです。

骨盤に適切に巻くと、
リュック自体が「骨盤に立つ」
ような感じになり、
肩への負担は、ほとんどなくなります

スゴイ考えられてますよね。

なによりも、骨盤を締める
ことになるので、腰がどっしり安定し、足の踏み出しが真っ直ぐになり、楽に歩けるのです。

骨盤のふるまい

骨盤とは、この部分ですね。三つの骨が融合しています。

そして、これが
仙腸関節 せんちょうかんせつ
というものです。

背骨と骨盤をつなぐ関節です。
言いかえると、
下半身と上半身をつなぐ関節
ともいえます。

非常に重要な関節です。整体業界でも、重要視されている関節ですね。

仙腸関節は全てのバランスをとってくれる

仙腸関節はカラダのサスペンションのような働きがあり、この関節がマイクロミリ単位で、カラダのあらゆる動きの
ゆがみを微調整して、バランスをとってくれてます

身体中のゆがみを仙腸関節が、一手に引き受けて、とりあえず、動けるようにバランスをとって『かばってくれてる』ような感じです。

仙腸関節が、なんらかの理由で固まったり、ズレてしまうと、
サスペンションがない状態となり
とたんに、各部で痛みが出始めます。

仙腸関節の異常は、かばってくれた結果

首の骨がゆがんだり…
肩の骨が歪んだり…
どこが歪んでも、
仙腸関節がなんだかんだバランスをとって、とりあえず動ける様にしてくれています。

仙腸関節が、
かばいきれなくなった時
痛みとしてでます。

なので、「首が痛い」となってる時は、
首の骨もおかしくなってますが、
すでに仙腸関節は
かばいきれなくなって

固まってしまっているのです。

巷の骨盤矯正こつばんきょうせいとか言ってるのは、
この仙腸関節の動きを回復させてます

サスペンションが復活すると、とりあえずまた、動きに耐えられるようになります。

ただ、仙腸関節が
ズレた理由を追っかけてない
ので、仙腸関節だけ治しても、すぐにまたズレるので、あまり意味ないです。
『また、3日後きて下さいね』とか言われてしまいます。

 

産後の骨盤矯正について

基本的に、下手にいじらないほうがいいです。ホルモンの作用で緩んでいた靭帯が、また別のホルモンの作用でゆっくりと戻ります。産後、安静にしてれば勝手にいい具合にもどります。自然に任せるべきです。

矯正」きょうせい は関節を緩くします。せっかく、戻ろうとしてる骨盤の靭帯を、手を加える事でまた、不安定にしてしまいます

必要なのは、安静とエクササイズです。下記にある内臓呼吸がベストです。

「産後 骨盤矯正」は悪徳な販売手法です。
(私見です!言い過ぎかもしれません。ゴメンなさい)

仙腸関節の歪み方

仙腸関節は微調整してくれるため、いろんな歪み方をします。

とてもいろんなパターンがありますが、ここでは

おおまかに

【骨盤が閉じた状態】 【骨盤が開いた状態】

でみていきます。

骨盤が「閉じた」状態 骨盤が「開いた」状態
仙腸関節は可動域を残しつつ安定 仙腸関節は不安定
腰が立って、ヒップアップ 扁平なだらしないお尻に見える
股関節が正常な方向を向くので歩きやすい 股関節が外を向くので、歩きにくい
膝も正面を向くので、痛めにくい 膝がねじれ、膝関節を痛める
内臓は定位置に保持しやすい 内臓は下垂

基本的に、閉じてる方が、全てうまくいきます。(閉じすぎも弊害がありますが)

骨盤ベルトで動きやすい理由がここになります。

ただ、いつもいつも、ベルトに頼っていると、骨盤を締める筋肉が育ちません

あくまで緊急用とします。

骨盤が「閉じた」状態をキープするために

骨盤が開く最大の原因は内臓下垂です。

骨盤は内臓の受け皿のようになり、
腸の下垂を手ですくうように
骨盤が開きます

腸が乗っかってるので閉じれないのです。

なので、
まずは『腸リフト』必須になります。(いつもどおりですね

そして、骨盤を閉じた状態を保つ筋肉
腹横筋ふくおうきんという脇腹の筋肉になります。(※こまかく言うと他にもあります)

これを活性化してハリができると、
自前のコルセット・骨盤ベルトとなます。

鍛え方は、『呼吸』です。
(いつもどおりですね

吐く時にしっかり凹ませていきます。

【腹横筋】は
息を吐く時はビシッと締まりますが、
吸う時は、どうしても緩むことになります
何か持ち上げたり、力を使う時は吐いて締めた状態で行うと、ケガしにくいですね。

私くらい😤上級者になると、この腹横筋も上部は呼吸のために緩め、下部は常にハリを保つというように、使い分けができるようになり、無敵状態となります。一流アスリートはみんなやってますね。