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脳にはカラダの地図がある
私達の脳には『感覚野 』と呼ばれる部分があります。
を常にモニターしています。体の感覚を認識し、それを他の脳の部位と連携させて、行動や思考に繋げる役割があります。
※本来、「感覚野」は細かく分かれますがここでは一括りにしてお伝えしてます。
みなさん、目をつぶってても、自分がどんな姿勢か解りますよね?
目をつぶって…いま、自分のカラダは
- 座ってるのか?
- 立ってるのか?
- 手はどの辺にあるのか、
- 指は握ってるのか
などなど、ざっくり認識できると思います。
「そんなの当たり前でしょ」ってなりそうですが、
これは脳がカラダに無数にある【中継地点】からの情報を常に集めて、
脳の中で地図を作っているからです。
この地図を『ボディマップ』といいます。
「肘」の中継地点から「肩」の中継地点の間の距離を自動で測って
肩に対して肘が今どんな位置にあるか?を認識しているのです。
※ホントはもっと複雑な機構で機能しています。ここではシンプルに説明していますのであしからず。
コップを持つ時も手を凝視しなくても、距離を自動で測り苦もなく手に持てます。
完全に真っ暗闇でも、手探りで歩けるのはこのボディマップのおかげです。
ボディマップが あやふやに⁈
ただ、このボディマップ。
- あまり動かさないところ
- 触らないところ
は情報が薄れてきます。
脳の認識から外れてしまうのです。
脳から見たカラダ(ボディマップ)
通常はこのように全体像の情報がありますが…
運動不足などで、普段あまり動かさない部分は
脳が認識できずに薄らいでいき
「透明」になります。透明な部分は
脳からしたら不明瞭な部分となります。
人によってはこんなかんじで▼スカスカになります(´Д`)」
寝たきり、座りっぱなしの高齢者はこんな感じです。体のほとんどが「よくわからない」状態になります。
「透明部分」は動かすのが怖くなる
脳からしたら「自分のカラダがわからない」ということになります。
ボディマップが透明ですからね。
これの何が問題かというと…
みなさん、
目をつぶって、階段降りてみて下さい。
メチャクチャ怖いですよね。
見えてないんですから。
階段踏み外すかもしれない、バランス崩すかもしれない…
普通、怖くて「緊張」して
「カラダがすくむ」と思います。
ボディマップが透明だと、
これと 同じようなことが起こります。
例えば、足のボディマップが透明だと、脳からしたら「足が今どんな状態かわからない」ため、
「緊張」して「怖くてすくんで」しまい
動きが悪くなります。
それでも無理に動かすと、
怖いので「痛み」という信号 を出して動きを制限しようとします。
「腰」のボディマップが透明だと、何をするにも腰が不安定・動くたびに痛み、チカラが抜けるなどが起こり、ペンギン歩きのようになります。
手に持った物をよく落とす、よくつまづくなども
ボディマップが不鮮明になっている可能性があります。
例によって、日本の病院には
この概念はありません。

こんなパターンの痛みが非常に多いことがわかってきました。
ボティマッピング! 地図を描き直す
ボディマップが特に透明になりやすい部分が
などです。(個人差あります)
普段あまり触れない部分が
透明になりやすいです。
筋反射で来院時のボディマップをチェックしていくと
ほとんどの方に透明部分が多数みつかります。
お一人だけ完全な方がいました(´ω`)
インストラクターさんなので普段からのカラダの動き・感覚のイシキが全然違います。どれだけ普段から体に意識を向けられるかで大きく差が出ます。
で、
ボディマップの
透明部分を回復するには…
これは拍子抜けすると思いますが、
「皮膚をさする」です。

「皮膚」とは、実は非常に謎多き機関なのです。

というわけで、
全身をさすります。可能であれば体中隅から隅まで。
「さすりかた」は
『皮膚がへこまないくらいの軽いタッチ』
でサっサっと撫でます。
できれば、1箇所、1分〜くらいできるとGOODですね。
数回でもやらないよりオッケー👌
チャレンジ
例によって可動域を見ます。

で、さすりまくります。
その後、また可動域をみます。
ボディマップの影響を持ってた人は動きが変わったと思います。
前述の部分が特に透明になりやすいですので重点的に。
透明の期間が長ければ長いほど、感覚の戻りは緩慢です。
さすって、一度ボディマップが回復しても、
数分後には、また透明になってたりします。
毎日 毎時、頻繁 & 地道に行って下さいね。
「私はいつも〇〇が痛い」
「ここさえ痛みがなくなれば!」
と
自分で決めちゃって
体を卑下している人は、
すぐ透明になるので愛護的に繰り返して下さい。
カラダに『カンシャ』ヲ
もう一つ、コツがあります。
さする際にカラダに
「いつも、ありがとうね〜」と
言いながらやるとさらに効果的です。
マジです。

上述のいつも、
カラダを卑下している人・カラダに痛い痛い文句言ってる人は、
「いつもゴメンね」と、
身体に謝りながら
行って下さい!
痛いのはアナタのせいであって、からだは悪くないのです。
こういった、『痛みの責任』の考え方で、
この瞬間からの回復度合いが変わります。
▶︎その他メリットとして…
- むくみがとれる
- 解毒がすすむ(リンパの流れが非常に上がる)
- 体の芯が温まる
- よって何をするにも動きやすくなる
- 心が落ち着く(オキシトシンが大量分泌される)
- 自分のカラダに愛着が湧く
と、いいことしかありません。
いくらやっても
何も副作用はありません。
どんどんやって下さいね(´ω`)
(というか、見当違いの病名をつけられる。病院は病気を作るところです)
大抵、レントゲン・MRIなどで「無理やり」椎間板や腰痛の変形を探し出して、ひと稼ぎ。
それを原因と断定。
リハビリ・投薬でひと稼ぎ。
変化ないから手術でひと稼ぎといったパターンですね。
(他意はありません!良いお医者さんもいると思いますよ。ただ聞いたことないので。)