目 次 【 押すと ジャンプ します 】
朝活(朝の活動)の重要性
私は早朝の時間を使って、ランニングしています。最近は、日の出と共に、わざわざ車でロケーションのいいところまで行って、ランニングするという、なんとも手のかかることがやめられなくなっています。
最近のオススメは、石狩灯台のある
【はまなすの丘公園】です。
きれいな木道あり、砂浜ありで、朝はほとんど人はいません。30分ほどで岬をグルっと回れます。最高のランニングができますよ〜。興味ある方、詳しくは髙橋まで(´ω`)
早起きは三文の徳
ことわざ、『早起きは三文の徳』
というように、早起きは単純に気持ちいいですよね!普通なら…
でも、現状は…
- なかなか起きられない…
- スッキリ目覚められない…
- イヤイヤ起きている…
じゃないでしょうか?
まあ、あらゆる要素がありますが、
ココでは
1時間
早く起きてみる
をオススメします。
「とりあえずやって下さい」というと身も蓋もないですが、以下にメリットをお伝えしますね。
朝の活動をすることで…
起きる習慣をつけることで…
健康、睡眠の課題はもちろん、ストレスになっている人間関係まで、全てが好転していく可能性があるのです。
セロトニン&メラトニン
『朝活のススメ』キーワードは
という神経伝達物質になります。
聞いたことありますよね?
セロトニン ▶︎ 活動的になる
メラトニン ▶︎ 眠くなる
この2つの物質は、セットで相対に働きます。切っても切れない関係なのです。
そして、その作用には…
☀️【日光】☀️
が重要になります。
セロトニン
心と体のバランスを整えてくれる物質です。脳内、腸、血小板に存在し、特に脳内のセロトニンが
クヨクヨしなくなる、
意識がクリアになる、
嬉しさ楽しさを感じる、
余計な痛みを抑える、気にならなくなる、
体を活動的にする、
など、いい事だらけの作用があるため、
幸せホルモン✨
と呼ばれています。
うつ状態だと、脳内で、このセロトニンが少なくなることが確認されています。上記の真逆の状態、落ち込み、悲観的、不眠、無気力感 となります。
うつ病までいかなくても、日常的にこれに近い状態を体験していることと思います。
朝、目に光が入ると分泌がはじまります。
メラトニン
睡眠へ導く働きをする物質。体温や血圧を下げる作用もあります。
メラトニンは、朝、目に光が入ると分泌が止まります。日中はほとんど分泌されません。それから、
大体15時間後に再び分泌されます。
すると作用で眠くなります。
セロトニンを材料にして、メラトニンが作られますので、日中どれだけセロトニンを分泌できるかが サクッと入眠 するためのキーポイントになります。
朝日が寝やすさを保証してくれる
つまり、朝、目に光を入れる事で、眠くなるホルモンの分泌タイミングが、タイマーセットされます。
朝6時に起きたとすると、夜の9時頃にメラトニンが分泌され、眠くなり始めるという仕掛けになってます。
6時 起床 光を浴びると…
セロトニン分泌活性▲
メラトニン分泌低下▼
活動的になる!
↓15時間後
夜9時
セロトニン分泌低下▼
メラトニン分泌活性▲
眠くなる…
コンピュータ並みの機能です。カラダってスゴイですよね〜。動物の本能、朝日と共に目覚め、暗くなると眠る。この自然摂理に、しっかりのっとっていると健康的に生きられる というのは感覚的に理解できますね。
現代人はこの摂理から逸脱しているのです。
良く寝るためには、朝の行動が大切
重要なのは、朝、しっかりと“日光”を浴びる事です。電灯の光だと効果は弱いです。
やはり お日様の光 ☀️
日光を目に入れないと、セロトニンがしっかり出ず、メラトニンを分泌するリズムが乱れるのです。
薄暗い寝室の布団でダラダラしていると、セロトニン分泌は盛んになりません。何はともあれ、カーテンは開けましょう(笑)
そして、眠くなる時間(メラトニンの分泌が始まる時間)に明るい部屋で、光の強いテレビやパソコンをしてると、メラトニン分泌は阻害されます。
寝る前のスマホが睡眠障害になる最大の理由はこれです。
セロトニン分泌をMAXに!
いい事だらけのセロトニン。
気分もアゲアゲで、怒りや不安も感じにくい。しかも、日中のセロトニンが多ければ、それを材料に多くのメラトニンも作られ、良質な睡眠が手に入る。
セロトニンは、たくさん分泌したいところですよね。
たっぷり分泌のコツは、以下の行動です。
① 朝イチの光(これは前述とおり)
朝の散歩が超オススメ。散歩しなくても、外に出てボーっと日向ぼっこでもいいと思います。
② リズム運動
…イチニ、イチニ…みたいなリズミカルな単純運動が分泌を盛んにします。
オススメは【クロスクロール】です。(※下の記事参照)ストレス緩和にもなりオススメ度100です。食後30分ころにやると、ダイエット効果も期待できます。
リズミカルな呼吸、咀嚼も分泌を促します。
③ 感動の涙。
映画や小説、マンガなど感情が動くことでもセロトニンがでます。ストーリーにもよると思いますが、『感動の涙』が多くのセロトニンを出すという報告はたくさんあります。
④ 腸内環境の整備
腸でもセロトニンが大量に作られています。が、腸のセロトニンは脳内には入っていけないので、無意味だ…という説がひと昔前はありました。実際そうなんですが…(脳の毛細血管には『血液脳関門 』というものがあり、余計な物質は通れなくなっています。)
最近の説では、何かわからないが腸内環境が確実に脳内のセロトニンの作用と関係しているというのが最近のトレンドです。
腸と脳…まだまだ謎多きスポットです。身体の神秘を感じさせられますね。
腸のセロトニンを増やす事でも、いい事がありそうです。
腸内細菌をどんどん元氣にしましょう。下記事の『腸内細菌の育て方』をご覧下さい。
⑤ ストレスの緩和
やっぱりコレ。ストレスを感じるとセロトニン神経(セロトニンを作ってくれる工場)の働きがストップします。
セロトニンが減って、さらに感情が乱れストレスに対抗できなくなる、という悪循環にハマります。この辺は他の記事を読み漁って下さい。整体が有効ですよ。
ストレスを感じると、同時に 副腎疲労 が起こりますので、ますますダルくて朝起きられないことになります。
副腎疲労とは❓
副腎は、両側の腎臓の上にある、大きさが3cmほどの臓器です。
副腎で作られる「コルチゾール」というホルモンは、ストレスに対処・対抗できるカラダの準備をして、体を元気にしてくれます。
コルチゾールは普段は朝に多く分泌されます。正常なら、朝起きた時にぱっちりと目が覚める ようになっています。
この、コルチゾールの分泌がうまくいっていないと、朝起きるのがつらく、日中もダル重ーっという疲労症状が慢性的にでます。
ストレス・血糖値の不安定(食べ過ぎですね) などでコルチゾールの無駄遣いをすることで分泌がうまくいかなくなります。
その様な状態のことを副腎疲労と言います。
ホントの朝起きれない理由は?
「起きれない」ではなく
「起きたくない」ですね。
子供のころ、遠足の日はやたら早起きだったり、日曜などお休みになると、早く起きてしまったり…
人は 楽しいこと、やりたい事があると、勝手にカラダが起きます。
ということは、普段起きれないということは…
やりたくない事、気が進まないことがあるということですね。(笑)うすうす勘づいていると思いますが(´Д`)」
当院の『トータルケアコース』でも、ストレス解放のお手伝いをしております。お気軽にご相談下さい。
とは言え、仕事なんかだと、気が進まないけど行くしかない状況は避けられないですよね。(´Д`)」朝っぱらから、旦那の顔を見たくない、みたいなこともあると思います(私見です)
ここも、大事なのは視点を変える事になります。これはもう、訓練です。
まずは、その辺の変えられない事は置いといて、
今日、楽しいこと、
今日、やってみたい事
にフォーカスしましょう。
朝イチで『買っておいたケーキを食べる!』とかでもいいです。(※この方法は実績あります!糖質の問題は残ります)それだけで起きれたりします。
『今日、仕事から帰ったら子供と〇〇して遊ぼう!』とか。
身近なところからはじめて、
【 楽しいこと探し 】
の思考グセ
をつけます。
予期不安 や 嫌な事 というのは、大抵、こちらでは変えようのないことです。
そこは置いといて、行動によって変えられること に視点を持っていくと世界がガラッと変わってみえます。マジです。
この辺は、有名な文言『ニーバーの祈り』の文句がグッときます。
なんかの本でこの言葉を見た時『カ、カッコいい〜…(´Д`)」』と衝撃受けたのを憶えてますね〜。
ニーバーの祈り
「神よ、願わくばわたしに、
変えることのできない 物事を
受け入れる落ち着きと、変えることのできる 物事を
変える勇気と、その違いを常に見分ける知恵とをさずけたまえ」