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病気が伝えてくれていること とは?
※私見です。
林家こん平さんがお亡くなりになりましたね。
私の高校時代、石狩南高校の学園祭に来てくれていたのを思い出します。やはり、醸し出すオーラがすごくて、ステージに現れた瞬間から、ドッカンドッカン笑いをとっていました。やっぱり本場者は違うな〜と感動したのを憶えています。心よりご冥福をお祈りします。
晩年は、落語家の命である「声」が不自由になり苦しんでおられたそうです。世間一般的には…
「落語家さんなのに、お話が不自由になって、可哀想に…」
確かにそうです。ノドを使い過ぎたから、悪くなったとも言えます。
ですが、東洋医学の観点から、隠喩で違う角度で本人のココロの声を推察すると、ノドの不調は…
『もう、話すことに疲れた。休みたい。』
という、カラダからのメッセージとも言えます。
頭(脳)では、
また復帰するぞ!
まわりの期待にこたえなくては!
自分の存在価値は話すことだ!
いつしか、楽しい仕事ではなく、しなければならない仕事に、なってしまい、心身から『ちょっと無理してますよー。少し休みたいなー』というメッセージが病気としてきたのでしょう。
落語家さんは話すのが仕事です。本当に落語が好きだったんだと思います。
人は楽しいこと、好きなことをしていると、無限のエネルギーで動くことができます。カラダは快調なはずです。
でも、忙しくテレビにでて、自分の立場や周りの評価など、『話す』以外にも気にしなければならないこと、やらなければならないことが、たくさんでてきます。
いつのまにか
『落語家として楽しい!』
の数値を
「周辺の付随するストレス」
の数値が上回った時、
いつしか、自分でも気づかないうちに『無理して仕事(落語)をしている』という状態に、なります。
その、ズレた状態を「軌道修正したほうがいいよ」とカラダが『不調』として教えてくれています。
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口では仕事が趣味だ、というサラリーマンでも、不調の原因ストレスを確認していくと、ズバリ『仕事』がストレスだったりします。
不調というカタチで身体は教えてくれているのに、本人は気付いていないのです。
仕事をバリバリこなしている人ほど、いつの間にかキャパを超えて頑張り過ぎ、
世間的にも、「あの人は休まず仕事して、すごいよねー」と評価されるので、もう、自分では辞められない状態。
結果的に、無理してやっているという人をよくみます。
『楽しみ』ではなく「義務とアドレナリン」(興奮物質)で行動しています。
楽しみのエネルギーは無限です。一方、アドレナリンは一時的に爆発しますが、すぐ燃え尽きます。
こうなると、病気になります。
私も仕事は大好きです。人体・身体を探求するのは本当にワクワクします。
同僚の先生たちも付き合いやすい人たちに恵まれ、ご縁でいい立地のお店もお借りできて、ありがたくやらせてもらってます。何よりも、妻をはじめ家族が仕事に関して一番の理解者であるのが超ラッキーです。たいした稼ぎがないのに、好き勝手、学修・研究させてもらってます(笑)
楽しいことしてるので、それに付随した細かいストレスも『仕事楽しい』の数値を超えてこないので、病気になりそうもないです。
これがもし、いくら仕事内容が好きでも…
同僚に気を遣って…
家賃におわれて…
家族から、仕事の理解を得られなくて…
奥さんに稼ぎわるい!
って言われてたら、いくら、治療が大好きでも、とても『仕事が楽しい』とは言えないですよね。自分を押し殺した無理しながらの仕事になると思います。
すぐに胃が痛くなると思います。カラダから「状況を変えた方がいいよー」という何かしらのメッセージが来て病気になることでしょう。
病気は 生き方 を見直す 警告ランプ
病気はメッセージです。何かを自分に気づかせてくれるために病気はあります。
このメッセージを汲み取らなければ、何度でも再発します。
病気は確かに辛いです。ですが、病気と闘うのではなく、受け入れるとスーっと生き方がかわります。
- 不摂生してたなーとか、
- そっか、無理してたなーとか、
- 自分の気持ちを殺して、人の目ばっかり気にしてたなー
- ガマンが当たり前になってたんだなー
- 不安だから、ガムシャラに働いてたんだなー
など、何か気付くことがあると、大抵の病気は寛解します。その辺に気付くことでガンと共存している人は沢山います。
そういう例を何度も見てきました。
逆に、『何かの外因で、運悪く病気になった』と考えてしまうと…
病気は悪いものだ!
悪いものはとってしまえ!
手術で悪いところを、切り取って、切り取って…病気のメッセージを無視し続けていると、また、再発してまた、切って…最後は切るところがなくなって、本当に身体が亡くなる…。
こんなことが起こるようです。
感情と臓器の関係
感情と結びつく臓器、病気について例を上げます。自分がいつも不調だなという臓器の隠喩を参考までに気に止めてみて下さい。
のど、肺、呼吸器の病気
…言いたいことを言えない。表現できない。もう話したくない。息をひそめる。手の腱鞘炎、テニス肘などの肘痛も一緒にでやすい。
心臓・循環器
…自分のココロを閉ざす。自分が何をやっても、まわりはわかってくれない、理解してくれない、というあきらめ。人生のあきらめ。人生にグッタリ疲れている。心から楽しめていない。自分を好きじゃない。自分を認めない。
胃(胃潰瘍、ポリープ、胃もたれなど)
…腑に落ちない。断じて納得できない。同情してほしい。左肩の痛みも一緒にでやすい。
肝臓の病気
…肝臓は怒りの臓器。社会通念で怒ることは悪いことだと思い込んでいるため怒りを溜め込む。本来、怒ることは自己表現、意欲となる。怒りをうまく表現できないと、自分が何を求めているか気づけない。股関節痛・膝関節痛や右肩の痛みも一緒にでやすい。
胆のう(胆石・胆嚢摘出など)
…不平不満を溜め続ける。自分の不平不満をアピールできない。
大腸(大腸がん、炎症など)
…感情の溜め込み。抑圧した感情の便秘状態。慢性的な不安感。足の神経痛も一緒にでやすい。
婦人科系の病気(乳がん・子宮筋腫など)
…女性の立場の否定。女性で生まれたことを否定したい。女だから損をしていると感じたり、男のように働かなければならないという感情。
目・耳の病気、視力・聴力の低下
…見たくない・聞きたくない ものがある。子供の視力低下、耳の病気は親の夫婦喧嘩をみたくない聞きたくないの現れ。
皮膚(アトピー、炎症、かゆみなど)
…行き場のないストレス。発散したい。自分を守りたい。外界と遮断したい。
ガン
…ガンはガンバリ過ぎ。何か行き場のない感情を溜め続ける。それを自分の側面と認めたくないので、切り捨てたい。捨てるところがないので、自分の細胞に「目を背けるように」溜めこむ。この感情をなんとかして取り除きたい。(手術で)
血液の病気(白血病など)
…自分の血筋、家系に不満がある。
などなど。
- ちょっと何か無理しすぎてませんか?
- ココロの考えていることと、生き方が違うんじゃないですか?
- 自分の気持ちをわきに置いて、人の承認を得るためだけに生きていませんか?
- 自分の人生の主導権はちゃんと自分にありますか?
- 最初は楽しくてやってたけど、いつの間にか義務や体裁のためになってませんか?
- その、行動を駆り立てている燃料は、『楽しさ』ですか?それとも『やらなければならない!』という強迫観念じゃありませんか?
自問してみて下さい。