リハビリ頑張りましょう!の違和感

「頑張りましょう!」の温度差。阿鼻叫喚。

先日、機会があって片麻痺の方専門のリハビリの様子を覗かせてもらいました。
やってることは非常に理論的・実践的・現実的です。

が… みんなとても苦しそう

苦悶の表情でやられています。「頑張ってます!」はわかるのですが、
その上をいく「しなければならない」感の周波数で埋め尽くされていて、
「さあ♩ますます良くなるぞ!」という雰囲気ではないのです。

嫌々、やらされてる感がすごいなぁ(´Д`)」
って感じで、見てる方が辛くなってきます。

これはストレス
カラダの反応・病気の関係理解する必要があります。

リハが進展しない…それは理由があるからです

見かけ上は、「頑張って復帰するぞ」とやってますが、

内 心 は…

もどりたくない(元の環境に)

 

が多々あるようです。

なぜ、体が不自由になったか? を考える必要があります。

  • やりたくない仕事を…
  • 無理して無理してやって…
  • 逃げ場がなくなるほど
  • 自分に無理させて…

限界きているのに
「逃げたい」を言えない時
人は
「強制シャットダウン」します
つまり体のスイッチが切れます。

これが病気や強い症状となって、

  • 突然倒れたり
  • 一般的に難治な病気(ガン・難病など)
  • 大事故を起こしたり

側から見ても「これじゃ仕事はできないね」
という身体状態を作り出します。

病気になって、
やっと「逃げ出す」ことができたのです。

恥ずかしながら、私も経験してます。事故で車も体もボコボコになりましたが入院できて
「内心ほっとした」本音でした。仕事から逃げれたからですね。体験談はこちら▶︎

潜在意識は、なにがなんでも想いを実現する!どんな手を使ってでも!③

やっと
「逃げれた」のに、

リハビリで、「さぁ、早く回復して復帰しましょう!」って張り切られても、
カラダは抵抗するのは当たり前です。

自分の感情を麻痺させてしまって、本人も気づかないことが多いです。

無意識に「頑張ってる」を演じます。

ここで

  • 「無理してたなぁ」
  • 「自分の気持ちに嘘ついてたなぁ」
  • 「ホントはオレ、〇〇がやりたかったんだ!」

とわかると、みるみる復活します。

文字通り、生まれ変わった、
違う人生が始まったりします。

本音の通りに体は反応する

ホントは 治る気がない患者

空気も読めずに
やたら張り切る
理学療法士

という、とても非生産的な構図が往々にして出来上がってしまうのです。

リハビリに気持ちが乗らない、中々、良くなってこない、
こういった場合は、ココロの課題が残っているのは間違いないです。

患者さん側の
本心に寄り添うことが最優先なのです。

ココロが先なのです。

ココロが前を向くと、
カラダは絶対についてきます

チャレンジ!ストレスでの筋力変化

ココロとカラダの反応をみてみます。

ネガティブなことを感じてると、どこかのカラダのスイッチが切れます。
つまり、力が入らなくなったり、固くなったりします。リアルタイムでおこります。

ワーク

まず、腕上げしてみます。
どこまで上がるか? 上げやすさ などを憶えておきます。

で、
❶ 「嫌なこと」を考えてみます。

  • 嫌いな食べ物
  • パートナーの怒ってる顔
  • 他者の腹立つ言動
  • 月末の引き落とし
  • など…

これで、腕上げしてみます

上がらなくなってませんか?
重くなってますよね(´Д`)」

次に、
❷ 楽しい事を考えます。

  • 好きな食べ物
  • 子供の小さい頃の笑顔
  • 可愛いワンちゃんネコちゃん

これで、腕上げしてみます。

さっきより軽く上がりますよね?
すっと上がりますよね。

こんな感じで、感情によって動き・硬さ・筋力 は変わってきます

ストレスを抱えながら、頑張ってストレッチしたところで、柔らかくはならないのです。

とても非効率です。

逆に安心感でいる時は、特になにもしなくてもカラダは柔らかのです。
リハビリの効果は心持ちによって大きく変化することがわかると思います。
まずは内観、
自分の感情がどこを向いているのか? を把握しなければなりません。

そして同業者向けに言わせてもらうと、運動指導する側は尚更その人の背景を把握する必要があります。
個人個人、背景は全く違うものがあります
漫然と機能解剖だけで追いかけてもお互い辛いだけです。
その不調の背景を深く受け入れ・深く寄り添う必要があります

前に関わった例で、
「原因不明で歩けない」という車椅子の患者さんで、あらゆる検査で異常なしなのですが、歩くことだけできない。立とうとすると足の筋肉がふにゃふにゃなのです。(座ってのトレーニングではチカラは入る)
親御さんが困り果ててる様子でしたが、
その方のストレスは『激しい怒り』
そして目的が『自分を蔑んだ親を困らせてやるため』でした。もちろん本人に自覚はないです。完全に無意識なのです。見た目は親に従順な柔和なかたです。でも幼少期からの自分の感情を認めてもらえない繰り返しで、表現ができずに、そういう形で「報復」するしかなかったというところです。

無意識下で相当苦しんでいたのでした。

この場合、どんな手術やリハビリを受けたところで、回復していくことはまずありえません。
筋肉のスイッチを切ってるのですから。
電池切れのスマホを「動け〜」って念じながらタッチし続けてるようなものです。

このケースでは、「そういう目的でやってたか」とキヅいて
「そういう手を使ってましたわ」と認める通電します。

動くための【基礎】がやっと出来上がるのです。