※コチラのブログの学説・メカニズムは、まだエビデンスが完璧に証明されていないもの、私見も含んでいます。あくまで参考までにして下さい。
目 次 【 押すと ジャンプ します 】
お互い苦しくなる考え方
親子関係=上下関係
人間関係を円滑で楽しくするためには、常に【ヨコの関係】が大切になります。
対等で上下関係ではないということです。
対人関係において、お互いを対等と見ずに、
自分が【下】に見られていると感じれば反発を生み、
相手を【上】に見てしまうと相手に比べて自分がダメなやつと自信を失い、指示待ち体質となりやすいです。
親子関係においても、
子供を一人の大人、ミスターミセスとして扱います。すると、子供の考え方、行動が、尊敬に値し、とても楽しく捉えられるようになります。
上下関係だとイライラは止まらない
親子のイライラはこの上下関係が成り立った時に起こります。
「 親の私が優れていて、
子供は私より劣った存在だ 」
「 だから、従うべきだ 」
と思い込むため
- 言うことをきかないとイライラする
- 子供に任せておけず、心配ばかりしてイライラすら
- 子供を信頼できないため、失敗しそうになると先回りしてやってしまう
親は勝手に子供を【下】にみて、自分でイライラしています。子供からしたら迷惑な話です。
対等を望むのは子供側も一緒ですが、
子供は経験がまだ少ない分、
【知らないこと】がまだ多く、
そのため【先を予測する】ということがまだまだ不十分だったりします。
※逆に言うとその2点以外は大人と一緒なのです。
そこらへんを
対等な立場で伝えるのが大人の役目です。
なので、上から【叱る】【褒める】は上下関係でなりたちますから子供は よしとしません。
子供に対しても『同年代の知人と話すように』人間同士の対等な説明が必要になります。
思わず【叱ってしまう】その前に…
子供は、大人からしたら『なんでそんなことするの!』という、困ってしまう行動、振る舞い…たくさん出てきますよね。
ここは子供の立場で考えてみましょう。
すると前述の
経験の少なさから知らない
経験の少なさから先を予測することが不十分
という だけ ということが多々あります。
①「悪いこと」と知らないでやってる。
②「そんなに重大な問題だと思わない」でやってる。
③自分の価値観と 違う価値観 があることをまだ知らない。
④悪いとわかっていながら 叱られるため にやってる(親の注目を得る、親への報復)
などがあります。④はまた、深い話に、なるのでここでは①〜③の例をみます。
①「悪いこと」と知らないでやってる。
子供は学びの途上ですので、知らないことだらけですよね。
前に、コンビニのお菓子コーナーで小さい女の子がおっちゃんこして、その場で並んでるお菓子を次から次へと開けて食べているのを、みた事があります(笑)
まるでピクニック気分。本人は「お菓子がいっぱい!こんな夢みたいな場所があるとは…♪ では、ゆっくりいただきましょうかね〜」てなもんで、悪びれもなく美味しそうに食してましたね。
お店のルールを、知らないんだから当然ですよね。
ここで、「何やってんだ!ダメでしょ!」と頭ごなしに怒られると、腑に落ちない反発が起きることになります。
これは極端な例ですが、例えば、
- 他者のいるバスで騒ぐ
- 食事を手で食べる
- 店内で床に転がるなど
悪いことと思わないでやってます。
『なんでそれを、してはいけないか』をしっかり説明が必要です。
② 「そんなに重大な問題だと思わない」でやってる。
ウチの子の話で、「走ってる車に雪玉を投げて遊ぶ」をやっていたらしく、こっぴどく怒られていました。
たしかに大人からしたら、ひえ〜って感じですよね。いろんなトラブルになりかねません。車が傷つけば修理代…ドライバーが怖い人だったら(汗)…それが原因で衝突事故が起こるかも…いろいろありますよね。
ですが、子供からしたら、
当然そこまで考えがおよびません。
経験の少なさから、
先の予測やシュミレーションが、まだうまくできない からですね。
子供からしたら
「みなさんが、目の色 変えて怒るほど
そんなにワタシ悪いことしました?」
てなもんです。そう思うのも無理もないことです。
この時も、本人はそれほど悪いことをしたという自覚がありませんから、謝罪も軽く「悪りぃ悪りぃ😗」みたいな態度だったので、周りの大人を さらに怒らせる という結果になってしまいました。半ば無理矢理に謝罪させられ、相当に悔しかったと思います(´Д`)」
この場合も大人が「こんな大変なことになりかねないんだよ」とトラブルの可能性を《叱る前に》丁寧に説明することが大事になりますね。
とてつもない『恨み』をともないます。
大人になってもこういったトラウマが残っている方は大勢います。
潜在意識では「なんとか仕返ししてやろう」と虎視眈々と機会をうかがっていたりします。
親の失敗を常に探したり、指摘したり、
親が歳を取り弱い立場になった時、報復に、冷たくあしらう、親を子供扱いするなどして親子関係がギクシャクするケースが多いです。
③自分の価値観と 違う価値観 があることをまだ知らない。
これは、大人にも多いですが(というか大人のほうがやっかい)、多くのストレスの原因になっています。
ほとんどの人は、
という誤解をしています。
子供も、もちろんこの考え方です。価値観、常識の押し付けあいになります。『人の数だけいろんな考え方があるだね〜』で終わる話なのですが、「自分の常識が正しい!」と他人の常識を間違い扱いしてしまいます。
部屋を散らかしっぱなしの子供に片付けを促すと「出しっぱなしのほうが、すぐ使えていいじゃん!」と目を輝かせながらおっしゃっていました(笑)
『父ちゃん(親)は床に何もないの方が気分スッキリなんだよなー(汗)』でも、彼は『散らかってるほうが便利だ!最高の方法だ!』とやってます。(笑)完全に価値観が違いますよね。
ここで課題を分離します。散らかってるのは彼の周囲だけなので、コチラに実害は確かにないのです。散らかっていることは、
彼が問題にしてないなら、問題ではない
のです。価値観の押し付け、口出しはルール違反になります。
この場合も、親の価値観を押し付ける形で頭ごなしに、『片付けなさい!』ってやると、『何が悪いんだ!』と反発になります。
『片付けたほうが、目的のモノを探すのが楽だよ』とか、『お客さんが来た時、お母さんが恥ずかしいから、片付け一緒にさせていただいてよろしいですかね?』みたいに、
説明&お願いと言う形(してくれると助かる)で促すと、『ふむ、そういうことでしたら、やりますか』となったりします。(ならない場合もあります!(´Д`)」)
そして『お父さんは床がキレイが好みらしいですよ』と、
【こういうのが好きな人もいるんだよ】と多様な価値観、考え方を説明するとお互いイライラしないですみますね。
『へー、私の考えはこうなんですが、あなたはそうなんですね。』
『へー、かわった趣味をおもちですね』
というセリフで、お互いの価値観を踏み躙らずにすみます。
『話す』につきます
と言うワケで…
横着せずに『話す』って大事ですよね(´ω`)
上下関係だと、
「子供なんだから、どうせ理解できないだろ」と【下】扱いして、端折ってしまうことが多くなるでしょう。私も ちょいちょい やってしまいます(´Д`)」
①②③の場合、懇切丁寧な説明が大事です。
ここは、親の大事なお仕事ですね。ついついはしょりがちですが。
あなたが海外のレストランに入ろうとしたら、店員に強引に店から叩き出されたら…
「なにすんだよ!」「ひどい!」ってなりますよね。
「ネクタイとスーツじゃないと入れない」とか「日本人お断り」とかかもしれません。そういった説明があらかじめあればそこまで腹たちませんよね。
子供への説明は、わかりやすいのが当然ベターですが、大人の言葉でいいのです。対等に扱うと幼児やペットでも、ちゃんと気持ちは伝わります。
先日も、下の子とお風呂に入っていた時…
その夜は【遠隔調整】が立て込んでいて、早目にお風呂から上がりたかったのですが…さすが女の子、私の焦りをお見通しで、『まだ、行かないでー』とはじまりました。(大人が何か不安のオーラを出してると子供もなんか不安になるので尚更、離してくれなくなります。)
思わず「用事あるから上がらせて!」と大声を出してしまいました。娘はムッと黙ってあっちを向いてしまいました。…(汗)私も「コレはオレの課題だな💧」と思い直し、必死に説明をしました(笑)
「大声出してゴメン!父ちゃんも仕事があって…(あーだこーだ)クライアントさんと約束してるから…(あーだこーだ)あれしてコレして…(あーだこーだ)…というわけで、だから、早く上がりたかったんだよね!…」
と大人が半泣きで説明すると、娘は菩薩みたいな顔しながら
「何言ってるか、わかんないけど、大変なのは、わかったよ」とご機嫌なおしてくれました。
謝罪のブロックで長年苦しむことになる
上記の『困った行動』例のような時、説明が不十分なまま 頭ごなし に「ダメでしょ!」と言っても、
子供からしたら、
「は?何か?」
「そんなにわたし悪いことしました?」
てなもんで、そんなことで謝る意味すらわかりません。なのに、半ば強引に「謝りなさい!」と言われても納得できません。
子供は怖いから、しかたなく…
「ゴメンなさい…💢」
「何、その謝り方!ちゃんと謝りなさい!」
「(く!💢)ゴ、ゴメンなさい…」
「心から悪いと思ってないでしょ!💢そんなんだから…(あーだ、こーだ)
この繰り返しとなります。当然、また繰り返します。根本を説明されてないから当たり前ですよね。
叱っても 叱っても 行動が変わらないのは、
単に 説明不足 なだけかもしれません。
一番怖いのは、このように『腑に落ちない謝罪』を常に強要された結果です。
動物は闘うことも逃げることも出来なくなった時、脳がフリーズします。簡単にいうと死んだフリですね。コチラの話を聞いてもくれないし、言っても無駄と、感じると感情をシャットアウトし『無』になります。
そうなると子供は急に従順になり、
親は
『は〜やっとガマンできる子になったわ♬』
『私の気持ちが伝わったのね♪』
と大きな 勘 違 い をします。
子供はココロの中で怒りや恨みが渦巻いているのに、能面のように表面上は何も感じませんという状態になります。コレは大人になってとてつもなく苦しむことになります。強い身体症状として波状攻撃のように現れます。臨床でよくあります。
強い慢性痛でよくあるのが…
施術で、筋反射チェックすると痛みの原因が『ストレス』。本人に聞いても「ストレスなんか感じてませんが…」といいながら、血管が浮き出るほど身体がプルプルしてたりします。
脳をフリーズさせて、感情を感じること自体をブロックしてしまうのです。
大抵が6歳〜10歳頃の『腑に落ちない記憶』が原因となっています。
医者と患者の関係も患者側が知らないが故に、お医者様が圧倒的な【上】に立つことが多く、医者の言われるがままに患者側は自分で選択することをしなくなります。(自分で選んでるようで、少ない選択肢からしか選べていない)
成果を出しているお医者さんは常に患者さんと対等な態度で臨まれています。病気の要因はメンタルからが主なのでお医者さんが対等に接してくれるだけで患者自身の回復の勇気づけになるのは容易に想像できますよね。