『花粉症』①…でも悪いのは『花粉』ですか? アレルギーを知ろう

「花粉」が悪なのか?

花粉症のかた からすると、花粉は自分の身体を苦しめる悪魔みたいな存在だと思います。
ニュースで「スギの木なんか、全部切ってしまえばいいのに!」って言ってる人もいました(汗)気持ちはわかりますが( ゚Д゚)

※過去に本気でスギの木を絶滅させよう とした学者さんもいたそうです。コワ(´Д`)」
日本高度成長期に木材の確保のために『植林した』という背景があるのに、今度は「邪魔だから無くしてしまえ!」とは…勝手ですね〜( ゚Д゚) スギなどの針葉樹は寿命も長く、土砂崩れを防いでくれたり、二酸化炭素の吸収も優れているのです。視点を変えると ありがたい存在 でもあるのです。

でも、ちょっと考えていただきたいんですが…
スギもヒノキも普通の植物ですよね?
毒があるわけでもなくスギも自然の摂理で「しゅ  を増やす」という使命で生きています。「花粉め憎い!スギなんか絶滅すればいいのに!」と言ってる人間をみて
スギからしたら「は?何か?」というかんじで
「勝手にアレルギー反応してるのは あなたたちでしょ。」と言うことでしょう。

ここで視点を変え『花粉のせいで』をやめて
【アレルギー反応しにくい身体を作ること】に努力すべきでしょう。

今のコロナ劇場にも繋がるのですが、
「コッチ(人間)の都合で悪いものを一方的に除外していく」という考え方は何の解決にもなりません。怖がり過ぎて、一方的にウイルスのゼロなんか目指しているから、ややこしくなっているのです。うまく共生することが皆んなWin-Winになる一番の早道です。

人間関係でもそうですが、「こちらが正しいんだから、そっちが変わるべきなんだ。」と、
自分は何ひとつ努力せずに、相手を変えようとすると、なにかしら反発がでるのは当たり前ですよね。

まわりの環境はどうあれ
『まずは 私は こう します。』
という、『自分から動くこと』から始めないと、何も変わらないのです。

花粉症=アレルギー反応

花粉症ということですが…ここでは、花粉症、鼻炎、ヒフ炎、アトピーや食品反応、喘息、リウマチも含めて、【身体が異物に極端に反応してしまうこと】をひっくるめて

アレルギー 

という くくりでみていきます。

花粉症も含め、余計なアレルギー反応が出やすい人の特徴として…

  1. 『腸』内の状態が悪い
    ❶腸内細菌の元氣がない
    ❷リーキーガット=穴だらけの腸
    ❸腸の炎症の飛び火
  2. 頭蓋骨のかたさ
  3. ストレス

なんかがあります。順にご説明します。

が、その前に『アレルギー』というものの、成り立ち(?)について学修しましょう!
面白いので(´w`)※お伝えするにあたって、厳密な表現ではない言い回しもあります。ニュアンスを汲み取っていただけたらと思います。

アレルギーとは『言う事を聞かなくなった免疫細胞の暴挙』

本来、『免疫細胞たち』はウイルスや細菌、寄生虫など命に害を与えるものが体内へ侵入しようとする時に活躍してくれる頼りになる存在です。

『免疫細胞たち』あらゆる手段で異物を排除してくれます

この『免疫』が「そんなに害はないもの(花粉やホコリなど)」に対してまで
全力で戦いを仕掛けて、やり過ぎてしまう。
本来、闘わなくてもいい相手と全力で闘ってしまう。

アレルギーとは、このような『免疫の誤作動・暴走』のことです。

アレルギー患者は増えている

でも、何故こんなことになるんでしょう?

そして、『こんなに医学が進歩した』といいながら、
何故、アレルギー患者は増え続けているんでしょうか?

この背景には、昨今の『超・清潔生活』が関係しています。

昭和後半からの、過剰な衛生への気遣い

なんでも、除菌。除菌。

超衛生的になりました。

身の回りから細菌類やウイルス、微生物などが激減しました。

国にもよりますが、日本の公衆衛生は異常なほど清潔に保たれています。水道水や売っている食品まで、薬品をつかって、限りなくゼロまで除菌されてます。肉やお魚も『パックじゃないとイヤ!』みたいな世代もいらっしゃいます。

私たちの身体の『免疫細胞たち』が日常的に菌と闘うことが激減しました。

『免疫細胞たち』は出番が減ると、『平和だから、そんな頑張らなくてもいいよね〜』と、数が減り、質も落ち、異物に対する力も弱くなります

競争のない会社が衰退していくように、平和に適応していきます。

そんな弱々しい『免疫細胞たち』

質が悪く、ひまで、超清潔に慣れてしまっているので、ほんのちょっとした刺激、花粉やホコリ、食品などにビックリして過剰に反応して 慌てて本気で攻撃してしまいます。

例えると

 奥さんがキレイに茶の間をお掃除したのに…そこに現れたホコリや糸くずをわざわざみつけて「これは何?なってないわねー」と、わざわざ攻撃してくるみたいな感じでしょうか。(悪意はありません(´ω`)古き良き日本ですね)

 

そんな、どうでもいいことにまで過剰に反応して暴走し攻撃
一匹のハエ
に対して機関銃や大砲で排除しようとするので、周囲が焼け野原(炎症)となります。

『超・清潔生活』のぬるま湯に浸かり続けることで、異物の侵入に慣れていいない『免疫細胞たち』はバランスよく働けないのです。もやしっ子です。

このように、行き過ぎた除菌生活は
アレルギー体質を作り出す ことになります。

アメリカのアーミッシュ(先祖がヨーロッパから移住してきた民族。自給自足生活を誇りにしている。)にはアレルギーがほとんどいないそうです。アーミッシュは幼い頃から家畜の面倒をみる習慣があり、とても衛生的とは言えない環境で育ちます。しかし、これだけ異物に晒されているのに健康なのです。そしてアレルギーゼロ。つまり、幼いころから、適度にバイキンに触れあったほうが、アレルギーに対して強くなるということです。

もう一つアメリカの話で、ピーナッツアレルギーを持つ父親が、娘はアレルギーにしたくないと、母親の妊娠中から徹底的にピーナッツを避け続けました… その結果は、父親をしのぐほどの重度のアレルギーになってしまったのです。このような度重なる事例からアメリカのアレルギー学会も、それまでの考え方では「アレルギー食品を避けること」が常識だったのですが「ピーナッツアレルギーには、あえてピーナッツを食べさせたほうが良い」と百八十度方針を変えました。
ハイハイの赤ちゃんの頃って何でも口にいれますよね?うちの子も、植木鉢の土とか綿ぼこりを引っ張り出して、食べたりしてました(´Д`)
『ひえ〜(汗)!!』って慌てましたが、そのくらいの方が強い免疫力がついていいのかもしれませんね。

そして、昨今のコロナ騒ぎ…除菌生活がさらにレベルアップ( ゚Д゚)
なんでもかんでも薬品をかけてフキフキ
店にはいれば手指消毒
今後アレルギーに苦しむ人がますます増えることでしょう。

除菌警察、マスク警察がうようよいるせいで、手が荒れまくってるのに「シュッシュしなさい!」と除菌スプレーされてる子供をみると胸が苦しくなります。将来どんなアレルギー、不調がでてしまうのか…。世間は世間として、それぞれが本当の課題を刮目して知識を持ち行動し、まずは私たちの家族、そしてかかわりのある人々をできるだけ守っていきましょう。

ということで、『都合の悪いものを一方的に排除し続けた結果』がコレです。
アレルギー人口の増加は
冒頭で話したことが、まんま跳ね返ってきてます。昨今のアレルギーの爆発的増加は人災だと言えるでしょう。

子供たちが可哀想で一番の被害者です。

う…そんなこと言ったって…じゃ、どうしたらいいのよ!
でも…
ご安心下さい!

未だに言われている…

あーアレルギーは一生、治らないからー。この薬、一生飲み続けて下さいねー。こっちのお薬効かなくなったら、こっちの薬ねー

は、もう過去の話。

こんな状態にまでされても、
身体はちゃんと解決策を持っているのです!

実はこれら『暴走免疫細胞』を、説得し、なだめてくれる、
『優しい警察官みたいな免疫細胞』も私たちの身体の中にちゃんといるのです!

その名も 

Tレグ細胞!

 

…(なんじゃそりゃ⁈)

前述のアーミッシュの人々には、このTレグ細胞が豊富だったということが血液検査でわかっていますTレグは『腸』で作られます。

また『腸』なのか…。どんだけ大事なんだ…

この『Tレグを増やす』ことが、アレルギー改善のカギとなるのです!身体ってスゲー(´ω`)

次回、このアレルガ―たちの救世主
Tレグを増やす方法』
についてお話します。

続く!