『雪かき』の極意 ① 下準備が大事

雪かき は楽しくやろう (‘ω’)/

3月…やっぱり、ここにきて結構積もり始めましたね。

雪かきは、ポイントをおさえれば、ミドルパワー有酸素運動が組み合わされた、とてもいい運動です。

ミドルパワー運動
中程度の負荷がかかる運動。筋力アップ・回復力アップ・筋肉の連動がスムーズになる。
有酸素運動
軽く息が弾むような運動。毛細血管が増え、疲れにくく、脂肪燃焼しやすいカラダに。

除雪 大好きなタカハシが、雪かきの心構え(?)をお伝えします。

大事な作業スタイル

気持ちよく作業するために

まずは防寒。

  • インナーウェア(肌着)
  • アウターウェア(ジャンパー)
  • ネック ウォーマー(首の保温は必須!)

特に『インナー選び』が重要となります。

今の衣類は機能性がすごいです。『こんなペラペラで大丈夫か?』みたいなものでもメチャクチャ暖かかったりします

私は、上下とも、機能性インナーアウター
2枚しか着ていません
冬山登山もこの格好です。マイナス15度の登山も平気でした。

インナー(肌に触れる衣類)には、こだわるべきです。作業効率・後の疲れ具合がまるで違います。

汗対策が大切

どんなに寒くても、普段より動けば必ず発汗します

綿めん 』素材はやめて、『機能性インナー』(化繊のもの)を選びましょう。

『綿』の素材は汗を吸ってくれますが、その吸った汗の水分が冷えて、今度は身体を冷やします一気に体温と気力・身体の柔軟性を奪うのでNGです。

一方、機能性インナー
汗は蒸発させて、熱は保持するという
都合が良すぎる、ありがたい性質があります。

メーカーにもよりますが、1枚あるだけでオッケーなので、お値段奮発をオススメします。

ユニクロのヒートテックは、含まれるレーヨン素材が汗を保持してしまうので、運動時、作業時は逆にカラダを冷やしてしまいます。(冬山登山家の間でもヒートテックは禁忌となっています)ヒートテックはあくまで普段着仕様となってますので注意が必要です。(今後開発が進めば大丈夫になるかもしれませんね)

年配の方は、

『とにかく重ね着が、あったかいのよ!そんなペラペラの着て…寒いに決まってるじゃない!』
の信仰が強く、

『綿素材』のものを何重にも着て、” 服に着られている状態 ” で作業しているのをよく見かけます。服の重さにやられてしまいますよね。動きの邪魔を少しでも軽減すると物理的に作業のストレスが減ります。
【軽装でかるがる動けるがポイントです。

なにもりも、

サッと着て、パッと外に出られます。

これは大変、大事なことです。特に朝なんかは、モタモタ着替えている その間中あいだじゅう ずっ~と「寒いなぁ〜…   メンドイなぁ〜…  何でアタシがやんなきゃなんないのよ〜などネガティブが浮上して、どんどんヤル気を失っていきます

インナー選びでいうと、登山用やウインタースポーツ用がオススメです。質が良い分、お値段も張ります。が、何年も使えます。イオンなんかに入っている登山用品店『モンベル の商品は質がよく良心的なお値段になっています。私も愛用しています。

 

あと、今は作業服のお店、『プロノ』『ワークマン』などでも、非常に質の良い機能性衣類・防寒着がたくさん出ています。しかも、値札を二度見するほど安かったりします。デザインもいろいろ増えてきているので、一度ご覧になることをオススメします。

内臓を柔らかく!

まずは内臓を揉んで柔らかくします!

いつものやつですね(‘ω’)。

ストレッチしなくても関節の引っかかりは割がたとれます

私は最近 ストレッチは一切してない です。お腹揉み と ストレス解放 のみですね。
それでも「カラダがだんだん固くなってきた」ということはありません。
数年前迄は朝・晩 1時間くらいかけて、ありとあらゆるストレッチをしてました( ゚Д゚)
やった満足感はありましたが、動きの変化はイマイチで、逆に結構、痛めてましたね。※ストレッチ全ての否定ではありませんので(´w`)。有用なシチュエーションはたくさんあります。でも、その前にお腹揉みしとくとより良いですよということで。

水分をしっかりとる!

動くのを見越して作業前に飲みます

30分以上かかりそうなら、30分おきに数口飲めるようにペットボトルに用意しておきます。

この辺を疎かにしないことで、作業中・作業後の 疲れ度合 に 大きな差がでます。

エネルギー補給。糖質をとる!

食事の30〜60分後くらいに、作業開始! が ちょうど良いです。

朝食前の場合、作業前、ここは遠慮なく甘いものを食べましょう!チョコあんこ物補給ゼリー果物などが嬉しい。前述したように、『ミドルパワー』の運動でもありますので、「焚きつけ」として糖質を食べます

30分以上かかりそうなら、30分おきに数口食べましょうこの行動食が、後に疲れを引きづらないことになります。登山なんかでは当たり前になってます。

水分と同様、この辺を疎かにしないことで、作業中・作業後の 疲れ度合 に 大きな差がでます。

体幹の筋肉のスイッチを入れる!

インナーマッスル・体幹筋と呼ばれる、【カラダの軸を安定させる筋肉】しっかり働いている事が非常に大事です。

体幹=土台 が 安定することで、手足の筋力を安心してフルに使う事ができるのです。

インナーマッスル・体幹筋の安定がないと、アウターマッスル(チカラはある けど 動きが大雑把  で疲れやすい 筋群)だけで動くことになり、なんとも不安定でケガのしやすい動きとなります。

詳しい理屈は、今後お伝えしますが、作業前に以下の3つのポイントを押さえながら軽く数回動かします

これだけで、インナーマッスルが活性化し、体幹が安定します。

力を伝えるコツ

細かい動きに関しては、端折りますが、スコップ、ダンプで押し運ぶ動作の時、
(爪先と膝)の向き
だけは、特に気をつけて下さい。

【爪先】【膝頭】の向きは常に一致させましょう一致していないと、上手くチカラが伝わらないだけではなく、踏ん張ったチカラは
膝で途切れ・膝に負担が集中します膝の痛み・変形をすすめてしまいます。

▼後ろから見ると・・・

すでに膝のねじれが進行してしまっている方は、すごくやりにくいと思いますが、向きの一致は意識すべきです。

これは、膝ですが、要は
歪んだ関節に、そのままチカラを加えれば、その関節に負荷がかかり痛めることになります。

人間の動きは、何をするにも、1つの筋肉だけで動くということはありません。いくつもの筋肉が連動しあって、最小限のチカラで最大のパワーがでるように最初からなっています。

ちょっと顔を上に向けるだけでも、首・背中・腰・足の爪先の筋肉まで働いています。この途中に関節の歪みがあれば、そこでチカラの伝わりが途切れ、動きにくいし、歪んだ部分に痛みがでることになります。

そういった視点でみると、

腰が痛くなる場合は、腰あたりの背骨関節が歪んでいると予想できます。※腰椎の歪みを作っているのは、大概『大腸』です。『作業で歪んだ』ではなく、作業前に『すでに歪んでいる』ことがほとんどでしょう。あらかじめ、内臓揉みをしておくと、背骨の歪みが大体とれます。なにはさておき内臓揉みをするクセをつけて下さい。

作業でケガをする…最大の原因は…!

続く(´w`)

『雪かき』の極意 ② ケガの最大の原因は?