目 次 【 押すと ジャンプ します 】
思い込み = 刷り込まれた【自分ルール】
「妻は夫の言うことを聞かなければならない!」
「子供は親の面倒をみるべきだ!」
「靴は絶対に揃えなければならない!」
「苦労しないと幸せになれない!」
「お金は我慢の代償(嫌な仕事を我慢して)として得られる!」
など
人は成長過程で、いろいろな【自分ルール】を身につけていきます。
それがその人の考え方や思考パターンにそのまま反映します。
幼少期の、親の言動行動、しつけ などで刷り込まれることが多いです。
この刷り込まれた【自分ルール】が自分の行動・気持ちを制限します。【自分ルール】に そぐわない人を見るだけで、一人で勝手にストレスを感じることになります。
ストレス 発生の公式
となるので、
例えば、「靴は絶対に揃えなければならない!」という強い【自分ルール】を持った人が、友達の家にお邪魔したとします。その時、玄関の靴が少し乱れていて揃っていなかったとします。
公式に当てはめると
【自分ルール】「靴は絶対に揃えなければならない!」数値10
X
【出来事】「靴が少し揃っていない」数値1
=
ストレスは 数値10!「…なんだこの家は!(怒)だらしないなー(イライラ)」
となります。
この場合、思い込み【自分ルール】の数値が大きければ大きいほど、感じるストレス値は大きくなります。
【自分ルール】の思い込み数値が1~3だとすると
(「靴は絶対に揃えなければならない!」数値10、ではなく「靴は揃ってる方が、まあいいよね~。」数値1~3くらい)
だと、
【自分ルール】「靴は揃ってる方が、まあいいよね~。」数値3
X
【出来事】「靴が少し揃っていない」数値1
=
ストレスは 数値3「…ふ~ん。このうちはこんな感じなんだ。」
となり、感じるストレス値も小さくなります。
この例は極端ですが、旦那さんや奥さんの行動で、腹の立つことを当てはめてみて下さい。
「なんで、些細な事で文句いっていくるんだろう!」
「なんで、○○をすぐやらないんだろう!」
「なんで、約束の時間に遅れるんだろう!」
「なんで、こんな時、素直に謝らないんだ!」
お互いに【自分ルール】の数値が違うので、一方は「なんでそうなの!」って、やたら腹が立っていて、もう一方は「は?何か?」みたいなことが対人関係では多々あると思います。
特に、時間の概念(10分前に!とか、ピッタリに!とか)、挨拶、謝罪の仕方などは、各家庭でいろいろなので、トラブルになりやすいですね。
みんな、ストレス を自分で 大きくしている
同じ出来事でも、人によって感じ方が違うのは、【自分ルール】の信じ込みの数値が違うということです。
つまり、ストレスの大きさは自分次第ということです。
世の中にはいろいろな人がいて、【自分ルール】の種類も数値も千差万別です。【自分ルール】に合わない人がいて当たり前なので、そこでいちいちストレスを感じていては疲れてしまいます。
そして、ストレスを感じると、大概、
と原因を外に向けて、こちらの【自分ルール】に従わせようとしてしまいます。
他人をコントロールすることは、まず不可能なので、(相手も良かれと思って自分の【自分ルール】に従っている)終わりのない不毛な議論を永遠と続けることになります。
あるいは高圧的な態度にでて恐怖で従わせたりします。(見かけ上)やりこめられた方は、見かけ上の服従なので、恨みは内部で渦巻き、どこかで爆発したり、爆発すらできない人は「身体を壊したり」「病気になること」で相手にアピールしたりします。コチラもご覧ください。
親子関係では親側の【自分ルール】に従わない子供を叱りつけて恐怖で従わせます。そして、良くも悪くも、その子も親の【自分ルール】を無理矢理、身に着けることになります。
まずは
「こういう人もいるんだな。」
「この人はこういう考えなんだな。」
「私は[白]に見えてるけど、あなたは[黒]に見えてるんですね」
と『受け入れる』※こと。
『手放す』こと。
この2点に気付くと、ストレスの感じ方が変わっていきます。
最も多い勘違いが「相手の意見に合わせると、相手に屈服することになって、自分の意見が間違っていることになってしまう!」と考えていることです。お互いの考えの「良い・悪い」の比較をしてしまうことです。
『受け入れる』は『へ~、あなたはそういう意見なんですね。私はこういう意見です』
これが『受け入れる』です。どちらの意見も、確固として存在し、どちらも意見も否定されない、という状態です。自分にない考え行動に対しても『かわった趣味をお持ちですね』で片付けられるのです。
自分を客観視してみて下さい。
★参考▼大変深いブログです