「コリに効く」食べ物ってあるのか

食べてコリに効く?

※ここでいうコリとはザックリ「収縮して硬くなった筋肉」とします。

そんな都合いいものが?

ですがズバリ、
コリに効く食べ物(というか栄養素)は…

あります。

対処療法的飛び道具的な話ではありますが、
摂ると「筋肉が弛緩する」という栄養素があります。

それは

マグネシウム です。

ミネラルの一種ですね。

人間の体の機能と構造の維持・調節に必要な「無機質」(鉄や亜鉛などのように無機物(鉱物)をつくる元素)。ミネラルは体内で合成できないため、食事から摂取する必要があります。

「カルシウム」との関係

マグネシウムはおなじみカルシウムと拮抗して働きます。(互いにバランスをとる)

コリにおける影響を簡単に表現すると

カルシウム 硬くする 筋肉・血管は収縮
マグネシウム 柔らかくする 筋肉・血管は弛緩

となります。

カルシウムが多く、マグネシウム少ないと、コリは硬くなって緩みにくいということになります。

カルシウム筋肉の腱や靭帯に沈着することで、柔軟性も失われます。
頑張ってストレッチしても痛めるだけという不毛な事になってしまいます。
マグネシウムで溶かせます。

現状、日本では「骨にはカルシウム」が大手を振って独歩していて、
みなさん実は
「カルシウム過剰」です。
知らず知らずに摂り過ぎなのです。

病院で骨粗鬆症などの疑いをかけられると、すぐにカルシウム剤を出されます。

「だって骨にはカルシウムが必要でしょ?」
となりますが、これもマグネシウムとのバランスなのです。

確かにカルシウム骨の材料になりますが、
タンパク質の合成(つまり骨の合成)
にはマグネシウムが必須
です。

カルシウムだけ摂っても、
骨は作られません。

それどころか、カルシウムの各硬化作用
筋肉は硬くなるわ、
血管は硬くなるわ、
結石や石灰沈着はでるわ…。

病院のカルシウム剤で「骨密度が上がった」という人を見たことがありません。
せいぜい「保ってますね」って言われるくらいです。

マグネシウムがすごい

体内での役割

  • 代謝・エネルギーの産生に絶対必要
  • タンパク質の合成に最重要ミネラル(筋肉・骨の製造。ケガ・病気からの回復・修復)
  • 免疫細胞が活性化(足りないと免疫力を発揮できない。つまり感染しやすい)
  • 筋肉・血管の硬さの調節(カルシウムは硬くなる:マグネシウムは柔らかくなる)
  • インスリン産生アップ(糖尿病を防ぐ)

などなど…ちょっと書ききれないくらいに体内では利用されています。

複雑が故に研究が追いつかなかったともいえます。
ここのところ研究が進み急激に必要性が騒がれてきています。

マグネシウムが不足すると…

  • 不安神経症、パニック障害、うつ病
  • 偏頭痛、疼痛
  • 肩関節石灰沈着症(肩や腕の痛み)
  • 石灰沈着性腱板炎(石灰性腱炎)
  • 腰痛、ぎっくり腰
  • 脳卒中
  • 高コレステロール血症、高血圧
  • 肥満、メタボリック症候群、糖尿病
  • PMS (月経前症候群)、月経困難症、多嚢胞性卵巣症候群
  • 不妊症
  • 脳性麻痺
  • 骨粗しょう症、骨石灰化
  • 尿路結石、腎臓結石(カルシウム結石)
  • 気管支喘息
  • パーキンソン病、アルツハイマー病
  • 慢性疲労症候群、線維筋痛
  • 化学物質過敏症
  • がん
  • 皮膚石灰沈着症
  • 動脈硬化、血管が硬くなる石灰化
  • 動脈壁や心臓弁などに生じる石灰化・プラークなど

などなど、いろいろ嫌な症状の要因になります。

マグネシウム不足はDNAのコピーミスの確率をあげます。(つまり癌細胞化する)
マグネシウム不足はカルシウムによる、硬さ、結石、石灰化、腫瘍化などの「硬くなる系」の症状を和らげることができなくなります。カラダが文字通り石化していくのです。老化がすすみますね。

マグネシウムの摂り方

マグネシウム

1日 400mg〜800mg 

が最低必要です。
(古い栄養学だと上限350mgとなっています)

個人差で800mg以上でややお腹がゆるくなることがありますが、
上限ギリギリまで摂ることが理想的です。

食品で摂るには?

  • 魚介類・海藻類
  • ナッツ類
  • 胚芽、全粒粉

サプリメントと合わせて意識して摂りましょう。

サプリメントを食べる

海外物ですが、こちらがコスパいいです。粒がデカいですが(´Д`)」iHerbやアマゾンで買えます。院内でも販売しています。
※日本のサプリは「カルシウムと抱き合わせ」になってしまっているので意味ないです。(カルシウム過剰になる)

経皮吸収

マグネシウムは分子が極小のため、人の皮膚からも吸収できます
z速攻で吸収されます。便利です。
皮膚に塗布する「マグネシウム・オイル」や「スプレー」も販売されていますが、
簡単なのは お風呂 です
おしゃれな入浴剤でエプソムソルトなども売ってますが、
ガンガン入れた方が良いので、
コチラ⬇︎の業務用の「塩化マグネシウム」コスパ良くおすすめです。一般的な浴槽に200グラム。適当に1〜2にぎりくらいをザッと入れます。

美容にいいですね。そして
『マグネシウム投入』『水素水』
最強のアンチエイジングお風呂になります。

「必須栄養素」は裏切らない

というわけで、マグネシウムコリ対策になりますし、
それ以上の恩恵を受けられます。

特にATP(活動エネルギー)の産生に不可欠なため、
病気やケガからの回復には必須です。
ATPを作れないことが、
今あふれる病気健康寿命の短縮の要因です。
ここを安定させれば
難病を含む大抵の病気は回復に近づきます。
なんでここを疎かにするのか不思議でなりません。

「元氣度合い」が雲泥の差!糖質が元氣を奪う

マグネシウムの不足は
「お味噌汁に味噌を入れ忘れた」
くらいの一大事です。

いつもお伝えしているとおり、
マグネシウムを含む基本の栄養素…

  1. タンパク質
  2. 脂質
  3. ビタミンB群
  4. ビタミンC
  5. 鉄分
  6. マグネシウム

しっかり摂ることです。安価で続けられますし。
このエネルギーサイクルが回らないと、他のどんな良いとされている食品や薬も効果が薄くなります

無敵の栄養学

基本栄養素は不変 です。

基本栄養素はあらゆる医薬品以上の価値があります

アンチエイジング・健康維持・病気予防、回復に不可欠ですが、
製薬会社や医学会からは
完全に無視
されています。
儲からないからです。
製薬会社と病院の関係性からわかります。

知らないと、いいように薬漬けにされてしまいます

「情報の非対称性」って? 一方的にイジメられないために

患者側もしっかり知識を持ちましょう。