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アレルギー克服の柱
というわけで、アレルギー反応しやすい人の特徴として…
Tレグを増やすには
前回お話した、
Tレグ(制御性T細胞)
の件。
Tレグはアレルギー反応による
免疫の暴走を抑えてくれます。ついでに
身体の免疫能力自体もアップしてくれて、あらゆる
体内の炎症も抑えてくれます。
炎症で壊された細胞の修復までしているらしいです。
とても都合のいい奴、Tレグ。
前回が、ちょっと期待させすぎな終わり方をしてしまったので
『どんなことをしたら増えるんだ!』
『アレルギー体質から一発逆転できる秘策とは!』
みたいな、皆さま各方面からの期待値が超高くなってしまいました…すみません
ちょっと言うのが怖いですが、
Tレグを増やすために、やることは…
…
…
腸内細菌の善玉菌を増やす
です!普通ですよね…(´Д`)」
『えー善玉菌を増やすなんて、そんなのいつも気にしてるわ』
とがっかりされそうですが、これに尽きるのです。これ以上でも以下でもありません。
Tレグは大腸に住んでいる腸内細菌の善玉菌が活性化してくれます。
一般的に善玉菌を増やすと『お通じが良くなる』『なんかいいことある』くらいの認識が多いと思います。アレルギー克服にも大変重要なのです。
そして、このTレグは今トレンド(?)のコロナなどウイルス対策の要でもあるのです。後述します。
「花粉症、困った」
「アレルギーに困ってる」
「コロナ怖い(‘w’)」
というのならば徹底的に腸内の改善が必要なのです。
まずは、全体的に善玉腸内細菌たちを増やし菌たちに『住み心地いいね!』と言ってもらえるようにしましょう!
後述で、善玉細菌の中でも、特にTレグ活性化のエキスパート
クロストリジウム菌
の育て方にフォーカスします。
まずは…
腸内細菌の基礎知識
私たちの腸には100兆以上の細菌がワイワイ住み着いています。腸の中に菌たちの国があるのです。
菌たちの、その性格から大きく3パターンに分けられます。
❶ 善玉菌 …自分の代謝産物から人の体に良い成分を分泌してくれる。ありがたい存在。人はこの子達のおかげで生きているといっても過言ではありません。 ❷ 悪玉菌 …人の体に悪い働きをする 有害物質を分泌する。 ❸ 日和見菌 …善玉、悪玉、強い方に加勢する。スネ夫的な役割。
日和見菌…優勢な方に味方するとか(´Д`)…人間味がありますよね〜。
善玉、悪玉という括りは、あくまで、人間側の都合で 便宜上 つけているだけです。悪玉菌にも特有の役割があり、いないと困るのです。
8 : 2くらいの割合が理想です。
Tレグ活性化の機序として、厳密には…
善玉腸内細菌の中の
『クロストリジウム』という菌が
『酪酸 』というものを作ってくれて
それが…
↓
Tレグの元氣スイッチをオン!に
『善玉菌』を優位にして、日和見菌も味方につけ『善玉菌軍団』になるのがベストな状態です。クロストリジウム菌も安心してバンバン『酪酸』だしてくれます。
善玉腸内細菌を育てよう。
まずは…
ペットを飼っている感覚
を持って下さい。
『腸という入れ物で育てている』のです。実際、自分とは別の生き物たちですからね。
しかもこのペットは、
喜ぶことをしてあげると
身体に良い物質をくれたり、
身体を守ってくれるんです。
しかも、感情・気分も良くしてくれたりします。なんて愛おしい…。
大切にしない手はないですよね?
そんなペットに…
◉ 仕事をいっぱい与えて疲れさせたり…
(食べ過ぎ)
◉ 嫌いな食べ物を与えたり…
(肉・油っぽいもの、添加物、抗生物質など)
◉ 入れ物を小さくして窮屈にしたり…
(腸の下垂)
いじめてませんか?
ウチで飼ってるワンちゃんにそんなことしますか⁈
善玉菌ちゃんも、愛情もって育てましょう。
『菌』たちの 育て方
代表的な育て方として
の二つ考え方があります。
プロ〜とプレ〜 一文字違うだけです。ややこしいですよね(´Д`)」 ヨーグルトのコマーシャルなんかで「生きて腸まで届く」のフレーズでおなじみ、『生きた菌を食べて足そう』という考え方です。単純に増えそうですが、胃を通るので胃酸にやられて生きて腸までたどり着くのが困難だったり、新しい細菌は定着しにくい、など、課題も多く難しい面があります。(胃酸でやられてお亡くなりになった菌の死骸も、腸内細菌の大好きなエサになります。ヨーグルト大量喰いのメリットはここにあります。) 今いる腸内の善玉菌の餌を与えて増殖させようという考え方です。善玉菌のエサとして「食物繊維」や「オリゴ糖」、「発酵食品」(善玉菌の死骸)があります。
聞いたことあるなーという方も多いと思います。①プロバイオティクス
⇒菌を食べて菌を増やそう②プレバイオティクス
⇒菌に餌をあげて増やしていこう
①はちょっとコツとお金がかかりそうなので、オススメは②です。
ペットに美味しいエサをあげましょう。
腸にいいものとなると、いろいろありますが、食物繊維が基本のエサです。
食物繊維は性質で
不溶性 ・ 水溶性
の二種類に分けられます。
満腹感、量が増えることで腸の物理的刺激になり蠕動 運動(腸がウネウネ動く)を活発にして便通を促す。
そのヌルヌルで、余分なものをからめとり(脂質、塩分、コレステロールや体内毒素など)を吸着し、便と一緒に体外に排泄する。
どちらが良いではなく、どちらも大事です。
一日20gの食物繊維の摂取が必要とされています。
理想は
不溶性 2:水溶性 1
のバランスです。
が、ちょっとわからないですよね(´Д`)」どちらかというと、一般的にも感覚的にも、水溶性が足りてない方が 多い 感じですね。
意識しないと、結構大変です。こまごまと摂取の工夫が必要です。
毎日、基本となる食材をベースにして、プラスアルファでいろんな食材をあげましょう。コスパ がよく
保存 が効き
使いやすくないと
続きません。既に食べている方もいらっしゃると思いますが、使いやすいものをご紹介します。
【大麦】
大麦は白米の25倍の食物繊維が含まれています。主食に混ぜて食べることができるのでとてもお手軽です。野菜をあまり食べないお子様に対しても、コソッと混ぜることができます。水溶性食物繊維です。
因みに小麦に含まれるグルテンは大麦にはありません。(グルテンはリーキーガットの最大の要因物質です。)安心して食べられます。
【海藻類】
海藻類にはヌルヌル成分、フコダイン(免疫活性化に注目されています)を多く含み水溶性食物繊維が豊富。
乾燥ワカメ、海苔なんかは使いやすいですよね。お味噌汁にガンガン混ぜます。
私は最近メカブが好きですね。小分けのパックで味付けされたものが、コンビニでも手軽に買えます。1〜2パックを、ツルっと一瞬で食べれます。(味付けのものは栄養価はそれなりです。繊維を摂る目的でたべます)
【コンニャク】
こんにゃく にはグルコマンナン(これも、いらないものを吸着してくれる)という水溶性食物繊維が豊富。
炒めもの、お味噌汁、サラダなどお料理に使いやすいですよね。コンニャクゼリーでもいいと思います。(繊維をとる意味で。添加物だらけのものもありますので注意)
【切り干し大根】
非常に優秀な食材ですね。大根から水分を抜くことで、栄養価が凝縮。少ない量でも食物繊維を結構とれます。これも、小分けのパックで売ってたりしますので、簡単に一品加えられますね。※基本、野菜や果物は乾燥させると、水分が抜けた分、栄養価が凝縮します。少ない量でもオッケーになります。ドライフルーツも同様ですが、その糖分が問題となります。
【納豆】
これはマスト。大豆の繊維プラス発酵食品でもあるので腸内細菌たちが大喜びします。これも調理いらずでパパっと食べれますよね。キムチやオリーブオイルを混ぜたりとアレンジしやすいです。
※血液サラサラのお薬「ワーファリン」を服用の方は、お医者さんに相談してください。納豆は薬の効果を弱めてしまいます。
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これらをベースとして、野菜を中心にいろんなものを口にするといいでしょう。
やはり簡単でご高齢の方にも食べやすいのはお味噌汁です。上記の食材はもちろん、なんでもかんでも入れて食べましょう。しっかり出汁 をとることで、タンパク質も補充できます。
※栄養価はバッチリ摂れるのですが、加熱することになるので、食材の酵素 はほとんど失われます。生の野菜、お刺身、果物なども適度にメニューに加えましょう。
クロストリジウムの好物は?
菌によって好みがあり、好物なエサも違います。
ここでは、Tレグ活性化のカギ『酪酸』をだしてくれる
クロストリジウ菌ちゃんの大好きなエサ
をご紹介します。
それは、植物の貯蔵物質
『フラクトオリゴ糖』 です。
食材としては、
ゴボウ と 玉ねぎ などです。
クロストリジウム菌の大好物で、食べさせてあげると、喜んで『酪酸』をだしてくれます!『酪酸』がTレグを活性化します。
ゴボウに玉ねぎ…簡単に手に入りますが、たくさん食べるには工夫が必要ですね。
アレルギー軽減、ウイルス感染の重症化軽減のためには…
1日に
ゴボウ なら 半分
玉ねぎ なら 一玉(!)
とのデータがあります。
毎日となると結構きびしい量ですよね(´Д`)」ここまでやらなくてもいいかもしれませんが、『できるだけ意識する』といいでしょう。
サラダはもちろん、揚げたり、炒めたりと工夫したレシピで食べましょう。ネット検索でみると、面白いもの、簡単なものがたくさんヒットします。自分のお好みのものをチャレンジしてみましょう。
私が試した結果ではこの量の5〜7割くらい摂るだけでも次の日には変化がわかりました。(コンビニやスーパーのゴボウサラダを1日2〜3個食べました) 改めて 『腸内細菌ってスゴイなぁ〜』 としみじみ感じました〜。
筋反射でTレグの活性をみると
3倍との反応でした。個人差はあると思いますが翌日には変化がでるのです。
リバースチェック商標登録出願中!で簡易検査できます。 本日から3日間、『遠隔調整』で無料で簡易チェックさせていただきます(´ω`)『オリゴ糖』が体質的に『害』か『有効』かチェックして返信しますね。 気になる方はLINEにて
「オリゴ糖の検査」と書いて送って下さい。その際、お名前フルネームと生年月日を添えて下さい。ご家族全員のチェックもできますので遠慮なくどうぞ。
※無料チェックは終了しました。ありがとうございました。
※あくまで簡易検査です。
※返信が遅れる場合があります。ご了承下さい。
サプリの利用が楽!
『フラクトオリゴ糖』のサプリメントもあります。
食事も楽しみながらサプリを上手く利用するのが楽チンです。
※甘味料は血糖値は上げませんが、肝臓にダメージを与えますし、『糖化』がバリバリすすみます。
結果が見え次第ご紹介しますね(´ω`)
食事を変えるのは、簡単そうで難しいです。(継続が)
この記事をあなたの脳みそにインストールし、
『なんで、コレを食べるのか?』
が腑に落ちると、身体の方が自然と必要なものを求めてきます。
自分の選択ではないからです。そして、「やっぱり効果ないよねー」と他者のせいにします。意味をよく理解せず、結果だけ欲しがると陥り易いですよね(‘w’)
こんな事、繰り返してませんか?(笑)
なので、あまり自分を追い詰めずに、知識を積みながら、身体の声を聴きながら
まずは『できるだけ、できるところだけ』やってみて下さい。
次回、もう少し『腸内』のお話をさせて下さい(´ω`)
実は、花粉症対策=ウイルス対策になるのです。現状のコロナ対策のベクトルが、おもいっきりズレていることがわかると思います。
❶腸内細菌
❷リーキーガット
❸炎症の飛び火