▼前回の記事です(´ω`)
目 次 【 押すと ジャンプ します 】
血液・血流がものをいう
足への血流の阻害はないか?
いつも、足への血流不足・血質の悪さ、があると、当然、ダルさ・痛み・シビレ感が、でやすくなります。細かな損傷も血流不足だと、いつまでたっても治らないとなり、さらなる損傷、変形へとつながります。
何はともあれ、『血液 』がないとはじまりません。
血液を送るパイプ(血管)をしっかり確保
足への血液が往来する、パイプ(血管)がどこかで潰されてたり、捻れていたり、圧迫されていないですか?
一番 邪魔をする のが、例によって 内臓 です。
まずは内臓による、邪魔を徹底的にとって足への血液の供給パイプをしっかり確保しましょうね。ケースとしては、腸の下垂、便秘などで鼠径部の血管を潰してしまうというものです。なので、内臓のかたさによって、足への血流量は大きく変動します。
まずは、一番圧迫の多い場所、鼠径部の付近の通路を確保しましょう!
圧迫の解消には、やっぱりコレ(´ω`)
【腸リフト】
事あるごとに、こまめに、行います。(やるのは数回でオッケー)腸を上げるとサーッっと血が通り、動き、感覚が変わります。歩行前、歩行中にもチョコチョコやります。(腹圧の弱い方、下垂が強い方 は定時的に行うクセをつけて下さい。)
膝の軟骨がどうだ…半月板がどうだ…黄潤がどうだ…歩き方がどうだ… いう前に、血流が確保されていないと何も始まらないのです。
車を持っているのに、免許がない、ようなものです。
肝臓の不調がないか?汚い血が逆流。
肝臓は解毒の臓器です。
全身から回ってきた血液を肝臓で濾過 ・解毒 して、キレイな血液にして、心臓に送ります。(※栄養も肝臓で取込みます。)
この肝臓が目詰まりしていると、肝臓を通過できずに、汚れた血がまた下へと逆流します。足や背骨の細かい静脈に逆流し、痛みを出すことになります。
①汚れた血液が肝臓に流れ入ってくる。
②肝臓が不調だと、血液が通過できずに、汚れた血液が逆流。
③汚れた血液が、足へと戻ってしまい、むくみ、痛み、シビレ感がでる。
この「肝臓からの汚れた血液の逆流」は大変多いパターンです。あらゆる症状がでます。
直近の対処としては、『肝臓ポンプ』が有効です。揉んで目詰まりを解消します。
【肝臓ポンプ】
肝臓を健康に保つことが大事になります。肝臓の不調と 腰痛・膝痛・股関節痛は大抵セットです。(他にもたくさんあります)運動しようが、リハビリしようが、永遠に悩まされ続けます。
この2点の徹底的な改善・エクササイズがとても重要です。コレらの課題が解決できていないと、どんな運動、リハビリも効果半減でしょう。
そりゃキレイな血液が回らないんだから筋肉はつきませんよね。
関節液がものをいう
自前 のヒアルロン酸を出そう!
前回お伝えしたとおり、関節液をバッチリ分泌させる必要があります。
関節液も血液から作られますので、
血液の質、血流の安定が第一条件となります。
『関節液』は
前回お伝えした、『袋(関節包)』を動かすことで分泌されます。
運動するのが良いのですが、痛みが出ている場合、体重が乗るだけでつらいですよね?
そんな時、おすすめのエクササイズはこちらです。
【膝プラ】
イスに座って膝をプラプラさせます。
これだけですね。振り子のように、力を抜いて行います。
プラプラするので、関節液の分泌が増えます。そして、動くことで、関節液の温度も上がり、さらに滑りが良くなります。(運動前の準備体操とは、この関節液の状態を上げるために行うのです。)
1分〜3分を目安にやるといいでしょう。
特に、立ち上がる前、お散歩の前、などアクションを起こす前 にあらかじめやっておくと、痛みの程度が減ります。
前述したとおり、軟骨の栄養でもあるので、暇さえあれば、やって下さい。
イスが低い場合は両手でモモ裏を軽く持ち上げてプラプラします。
膝の運動学
「膝だけ 」をイジメない動かし方
いつもお伝えしているように
体の動きというものは、全身を使って行われます。
ただ手を伸ばす、屈伸する、など一つの動きでも、できるだけ全身の多くの筋肉、関節を使うことで楽に動けます。
関節も沢山の関節を使ったほうが、負担なく、疲れなく、スムーズに動けます。関節はある意味、変えの効かない消耗品です。
一つの関節に荷重が集中すれば、当然、その関節の摩耗が進みます。
足の前後の筋肉のバランスを崩してしまう、 私も無知だった昔は機械的にこういった運動をオススメしていましたが、これで良くなった方を見た事がありません。 やらなくていい、というか、やらない方がいい運動かと思います(私見です)
膝には最も悪い運動
だと思っています。(私見)
膝関節・膝のお皿をますます締め付けて擦り減りをすすめる、
大きな筋肉(アウターマッスル)を鍛えすぎるとインナーマッスル(カラダを内側から支えてくれる筋肉たち)が不活性になり安定感を失う、
などなどたくさんの不具合が挙げられます。
ということで、膝でいうと、協力し助けてくれる関節は
股関節と足首の関節
になります。(ホントはもっとあります)
例えば屈伸運動スクワット
これもよく行われている、運動ですが、重心の位置によって、天国と地獄に分かれます。
ご高齢の方に多いのですが、
「猫背 は悪 ‼️」の信仰が強く、とにかく胴体を真っ直ぐにしてやろうとします。これで膝の屈伸をすると…
体の重みの負担が膝 一点に集中します。膝の角度も深くなりがち。(簡単に言うと、重心ラインから遠い関節ほど負担が強くなります。やってみるとわかります。)
筋肉はモモの前の筋肉ばかりが疲労します。膝には超悪い運動となります。
スクワットの時「爪先より膝が前に出ないように」と言われるのはこのためです。
これに対して、胴体を前に傾けて、股関節も使うと、
関節の負担が膝・股関節と一気に分散します。
強力で丈夫なお尻の筋肉も動員することになり、モモ前の筋肉の負担が減ります。前後でバランスのいい筋肉になります。
▼この時、『鼠径部』に手を当てながら行うとベターです。【股関節から曲げるイメージ】が、つかみやすくなります。インナーマッスルも活性化し、より安定します。
お尻の筋肉の退化が、老化の第一歩でもあります。女性は特に大事になりますね。このやり方のほうが、あからさまにヒップアップします。
自転車運動
これも、直立より、前傾することで、股関節を動員したバランスの良い運動となります。(比率数値はザックリです)
※上記の理屈は、あくまで、膝関節の保護・日常生活の向上の観点でみた場合です。アスリートのように競技上、意図的にモモ前を鍛える場合もあります。
階段はこれで負担ゼロ
こちらでも紹介済みです(´ω`)
筋肉には最も力を発揮できる関節の角度というものがあります。
大抵90度となります。
肘を曲げて荷物を持つ時、90度が一番安定し疲れにくいと思います。
角度がそれ以上でもそれ以下でもツライですよね。
膝も一緒で、大体90度が安定し力を出しやすい角度となります。
屈伸時、膝の角度が90度を超えてしまうと、途端に安定を失い、無駄にチカラを入れるハメになります。
登るより階段を降りる時がツライ、という方が多いと思います。
降りる時は、体を無意識に後ろ重心になり、残った足の膝に体重が集中します。膝を前に出したスクワット状態です。痛いのは当たり前ですね。
横降りが限りなく膝の負担がゼロになります。
階段が広くないとならないのと、ちょい見た目、あまり良くありませんが、ツライ時は活用すべきです。
膝角度90度で降りますので、膝を守りながら降りることができます。
ぜひ、体感してみて下さいね(‘ω’)
次回、おそらく、日本人の膝痛の最大の原因、ストレスからの足の不調について、お伝えします。
おそらく、ごっそり半月板を損傷してます。当時は「やってしまった」という絶望感がありましたが、たまたま本でみかけた、この膝プラで救われました。
動きはじめなどに、徹底的に膝プラをしていました。やると痛みが減り、逆にやらないとすぐに違和感がでる、というのを身をもって体験しました。今は全く気になりません。(膝プラは要所要所でやっています)
登山でも、膝が痛いということはありません。個人差はあると思いますが、院でも常にオススメしている運動です。