※コチラのブログの学説・メカニズムは、まだエビデンスが完璧に証明されていないもの、私見も含んでいます。あくまで参考までにして下さい。
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子供たちの、学びを、邪魔するモノ
子供たちは本来、ほっといても、どんどん興味、好奇心で楽しくあらゆる事を覚えていきます。自由に興味あるものを好奇心で学んでいく。これが本当の学 びです。
親としては、できるだけ、万全な状態で、楽しみながらイキイキと学んで大きくなってほしいですよね(´ω`)?
昨今のママさん達、育児書やインターネットなどで「発達の目安」を基準に同じ年齢のほかの子と比べたりして、わが子の発達や性格に心配や不安を感じたり…そんな保護者の方は少なくありません。
プラス、今の病院や施設は、基準との比較によってすぐに子供をグレーゾーンとして、発達の障害という括りにしてしまいます。(やたら、子供のデイサービス増えましたよね⁈)ほんとにそうなんでしょうか?
※そういうレッテルを一度大人に貼られてしまった子供たちは『僕は他のみんなと違うんだ』と刷り込まれ、セルフイメージが下がり、成長する気力を失ってしまいます。
子供たちも大変です。
園や学校という、集団生活での制限の激増、両親の状態などで、未経験のストレスが降りかかります。本来の『学び』だけをするわけにいかなくなります。
そして、周囲からも…当の本人も気づかない…
学びを邪魔するものがあります…
それが 原始反射 の残存 です。
原始反射( ゚Д゚)?以下でご説明します(´ω`)
原始反射が残存している子供達によく言われる表現として
お子さんにこんな状態はありませんか?
下手すると学習障害の扱いを受けてしまうような状態も、実は原始反射の残存のせいだったりします。
原始反射 とは?
生まれたての人間の赤ちゃんはとても、弱々しい存在です。野生動物が産まれた瞬間から立とうとするのに、人間の赤ちゃんは周囲の手助けなしでは生きていけません。
そんな人間の赤ちゃんにも、最低限、環境に適応して生きていくために、
本能的に自動的に生存するための機能が(考えなくても反射的に動く)カラダに備わっているのです。
例えば赤ちゃんに授乳をする時に口元に乳首が触れると、教えてもいないのに、口と舌を動かし、オッパイを吸います。これは 吸啜 反射 と言うもので口元に何かが触れると、赤ちゃんの意志とは無関係にこのような動きをするのです。
赤ちゃんの背中をさするとおしりを振ります(´ω`)(脊椎ガラント反射)これは、赤ちゃんが自力でママの産道を出るための反射です。
赤ちゃんの手の平に触れると、キューっと握ってくれますね。(掌握反射)メチャ可愛いですが、これも、しっかりモノを掴むための反射です。
こうした反射のことを「原始反射」といいます。
脳の本能的な部分で、自動的に動いてくれて、脳がしっかり発達するまで、生きることをサポートしてくれます。
手足から唇、眼球、など全身にあらゆる原始反射がセットしてあります。生命の神秘ですね。
赤ちゃんの原始反射にはいくつかあります。
代表的な原始反射
◉ 恐怖麻痺 反射
…びっくりするとフリーズする。
◉ モロー反射
…びっくりすると万歳する。
◉ 脊椎 ガラント反射
…背中に触れると腰をくねらす。
◉ 哺乳反射
…唇に触れると、こっちを向く。口や舌を動かす。
◉ 手掌反射
…手の平に触れると手を握る。
◉ 足底反射
…足の裏に触れると足趾を曲げる。または足趾を開く。
◉ 緊張性迷路 反射
…首を曲げると体が丸まる。首を反らすと体も反る。
◉ 対称性頚 反射
…四つん這いで、首を曲げると頭を下げてお尻を上げる。首を反らすとスフィンクスのポーズになる
◉ 非対称性頚 反射
…首が向いた方の手足を伸ばし、反対側の手足を曲げる。THE・赤ちゃんのポーズ。
参考「人間脳を育てる」より
こんな感じで、周囲の刺激にに対してとっさに守ったり、食べ物を探したり、仰向け→うつ伏せ→ハイハイ→つかまり立ち のように、目(首)の動きとカラダを連動しスムーズに動かしたり、といった動物の基礎的な動きを体得していきます。
原始反射は発達の基礎
まずは原始反射で動く(出現)
▼
頻繁にこの「反射の動き」を繰り返してその動きをマスターする(発達)
▼
マスターしたら、この動きを卒業する(統合)
と、マスターすると、その動きは『反射』では、でなくなります。(刺激に対して勝手には動かなくなる)
ですが、発育の途中の何らかの理由で、マスターしきれずに、その反射の動きが残ってしまうことがあります。
【原始反射の残存】となります。
など、
原始反射を繰り返しマスターするとこれらが発達します。マスターすると、反射的にではなく、自分の意志で動けるように脳を徐々に発達させていきます。
特に、右脳左脳がバランス良く使えるようになります。右脳が体の左側へ、左脳が体の右側へ司令を送っています。
右脳左脳の連絡がスムーズでないと、右手で鉛筆を持って、左手でノートを押さえて、物を目で見て、それを書き写す。
原始反射が残っていると、この、当たり前の動きが、できなかったり、物凄い労力が必要になったりします。
右脳左脳の統合は、言葉の選び方、コミニュケーション能力にも、とても影響します。
次回、『原始反射が統合されない時』についてお伝えします( ゚Д゚)