※コチラのブログの学説・メカニズムは、まだエビデンスが完璧に証明されていないもの、私見も含んでいます。あくまで参考までにして下さい。
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体力の限界 は自分で決めている
私は基本的に登山はソロ(一人で山行)です。たまに、全く氣を遣わない友人や、ガイド的なかたちで他者と登ります。
ビギナーの方とペアで登っていると、いつも思いますが、登山において、
「持久力がない」と自分でおっしゃっている人の多くが、
「私は、体力がないんだ」
「だから、今、無理したら、後でどこか痛くなるに決まってる」
と思い込んでいます。
なので、全然、体力的には問題ないのに、(筋反射や心拍数で確認できます)
自分で限界をなんとなく決めて、無意識にペースや体力を制限しています。
「たられば」の想像で頭がいっぱい…
不安は幻想なので、いくらでもエスカレートしますよね。
つまり、『今』を全然 楽しめてないのです。
勿体無い…(´Д`)」
こう自分で決めてしまうと、潜在意識が命令して、 本当に低いレベルの運動しかできなくなります。
実際に体力がない状態を 自分でつくってしまいます。(本当はあるのに)
この行き過ぎた予期不安…
予期不安により出来上がる、ネガティヴな思い込み…
これは、日常生活でも、無意識やってます。一度、痛い経験、苦しい経験が、頭をよぎり自分の制限を増やすことになります。
- わたしは腰が悪い。だから〇〇できない。
- 病院で首の骨が潰れてるって言われた。だから、絶対、上は向けない。
- 外出したら、コロナになる。だから出ない。
- わたしは膝のケガ経験がある。走れるわけがない。
動きというのは、やってみると、『意外とできる』 のに
「痛いに決まってる(思い込み)」
▼
「ほら、やっぱり痛い〜
(思い込みの実行・痛みを作る)」
みたいに、自作自演、
自分で
「〇〇したら、痛くなります!」
と 目標設定して 自分で 達成してる ことが多いのです。
有名な『跳べないノミ』『逃げられないサーカスの象さん』のお話と同じく、自分で思い込んで作った【 偽装限界 】によって生活や行動を制限して、ますます、カラダを悪くしていという悪循環が生まれてしまいます。
◆ノミはホントは1mちかく跳べるのに、50センチの上蓋をしてしばらく置いておくと…
跳ぶたびに上蓋にぶつかり続けるうちに、
「あっオレって50センチしか飛べないんだ」と思い込み、
上蓋を取り去ったあとも、50センチしか跳べなくなってしまいます。
◆小象の時に杭につないでおくと、
意識の中に「杭は絶対壊せない」的な思い込みが刷り込まれ、
大人になって、車だって破壊できるパワーがついても、杭を壊して逃げることができません。
サーカスの象は人間の仕掛けた「偽装限界」の中で一生を終えるのです。
※あくまで例えです。人間に当てはまるかは解りません。
チャレンジ! カラダの思い込み反応
あなたの【 偽装限界 】をチェックします。
【前屈】で試してみます。
①普通に前屈…どこまで行くか覚えておきます
②次にテーブルに
「片手をついて」同じ様に前屈します。
さっきより、
全然、いきますよね?
①は、ホントはまだまだ、曲げれるのに、
潜在意識が無意識にブレーキをかけているのです。
手をつくことで、安心して、本当の可動域まで動かせるようになっているのです。
これは、わかりやすくテーブルですが、カラダの一部を触ることでも変化します。
【思い込みで】、動きが制限されてる場合、
触ってあげると安心して動かせるところがあります。
こんな感じで、例えば、首が回らない、手が上がらない、こうすると痛い みたいな日常の動きも、お腹を触ったり、ワキの筋肉を触ったりしながらだと、難なく動くことがよくあります。(※反応場所は、ケースにより、まちまち。いろいろ触りながら動かして、探してみて下さい)
『触りながら動かす』この安心の動きを繰り返してると、カラダが学習して、支えがなくても動きがよくなったりします。
これは、『動きの悪い原因はどこか?』という検査法としても使えます。私たちも施術中、多用しています。
内臓が好発部位だったりします。
おもしろいので、ぜひ毎日、探索して、常に動きの良い状態を保って下さい。
以前、全く氣を遣わない友人、H氏をこの尻場山にお連れした時…
この山は距離的には短いですが、登山道のアップダウンが多く、登ったと思ったら、また下る というのを繰り返します。
人によっては「え、まだ〜💦」みたいなストレスとなります。
彼は「登山の道中はツライ」と捉えてる(たぶん)タイプの登山家なので、ユルイ愚痴を聞きながらの登山となります。
なんだかんだで、頂上碑まできたところで…
尻場山の頂上自体は藪に覆われて、何も見えません。
ただ、実はそこから、ほんの10mほど歩いたところに、ブルーオーシャンを見下ろすような、素晴らしい絶景スポットがあります。
コレを知らないと尻場山の魅力半減。
大損します。
私は何度も登っていて、それを知っていましたので
『Hくん、このちょっと行ったところに、いい場所が…』
と、言い終わる前に、かぶせてくるように
「いえ、もう、
ここでいいです!」(もう一歩たりとも歩かんぞ!)
ここまで相当疲れたのか
すごい真顔のキリッと2枚目顔で言い放った、駄々っ子のような彼に、笑いが込み上げます。
どんだけ歩きたくないんだ…。
それこそ予期不安です。「また、変なとこ連れてかれる!」みたいな
なんだかんだ言いくるめて、連れて行きましたが😅
▼この積丹ブルー…✨✨ほんの10mをケチって、この絶景を観ないとは…
H氏『コレを見逃す手はないですね!』
そうでしょう(´ω`)
※ H氏はコチラの 焼き鳥屋さん 店主です(´ω`)ぜひ 👍
「今、無理したら、後でツライ…」
「明日がツライに決まってる…」
「なんなら、今週いっぱい動けなくなるかもしれない…」