※コチラのブログの学説・メカニズムは、まだエビデンスが完璧に証明されていないもの、私見も含んでいます。あくまで参考までにして下さい。
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謝罪会見…どの立ち位置で観たらいいのか(´Д`)」
※全て私見です!ヨロシク!
知床遊覧船の事故…大変痛ましい事です、、
例によって謝罪会見がありましたね。
どのチャンネルでも とりあげられ、目に入ってきます。日本ではすぐニュースでやりますよね。※海外では【謝罪会見】自体まずないです
速攻で土下座してましたね。
私だけか、わかりませんが…
謝罪会見…土下座…なんか違和感を感じませんか?すごくモヤモヤします、、
そもそも、この謝罪会見というもの…
必要ですか?
加害者 が 被害者 に
誠心誠意、謝り、
可能な限りの責任をとる
のは当然です。
それらは被害者に対してであって、
問題に一切 関わっていない、テレビを見ている人にではないですよね。
「会見が遅いぞ!」「心から謝れ!」「なってないぞ!」と 無関係の人たちが、まくしたてて…
痛いところついた質問をしてエッヘン!みたいなインタビュアーなど…
言う資格があるのでしょうか?
どうも後味が悪い感じ。テレビでやる必要あるのかなーと思ってしまいます。
会場全体がスイッチングしていくのがわかります。
子供が
『この人、
誰に謝ってるの??』
と純粋に不思議がるのもわかりますよね。
日本ワイドショーのお家芸、視聴率アップのドル箱コンテンツ、それが【謝罪会見】
外国人の方々が不思議がる、この謝罪会見の風潮。
日本人の多くがみんな観てしまっています。
大義名分のもと、誰かを よってたかって、叩いて、恥をかかせて、引きずりおろす それを観て満足する…
これには、多くの人が抱える劣等感が関係します。
劣等感 保有者
⇨自分より【ダメな人】を見ると安心する
人は自分のネガティブな側面、ダメなところを認めたくありません。無意識的に否認します。そんな時、人は、
自分よりもっとダメな人を探して、
攻撃して満足します。(実際には永遠に満足することはない)
心理学者ユングの言う、『投影』という原理です。※ここでの説明は考え方という意味で、厳密に言うと違います。ご了承下さい。
この人の方がもっと悪い!
「(この人より)まだ私の方がマシよ!」とすることで自己価値を上げる。
そうしないと自分を保てないという状態(‘w’)
相手を落とす
ことで、
相対的に自分の自己価値を上げよう
とします。
【自分より下の人間探し】
をしている。
それがニュースを見てしまう理由ですね。(全部じゃないですよ)
自分の悪いところを、
認めたくない!見たくない!うやむやにしたい!そのための 自己防衛機構でもあります。
常に誰かと比較を繰り返して、劣等感を抱いているからですね。無意識的にやってます。
コロナ劇場もこのパターンです。
イジメの原理もここにある
学校でのイジメなんかもこの原理で、
家庭内で親などに上下関係による命令で、自己価値を下げられるようなことを繰り返されると…
「なんでできないの!」
「あなたはいつもダメね!」
「〜しないさい!」
人は自己価値が下がったままでは辛いので、
前述どおり、自分より下の人を見つけて、相手を落としめることで、自己価値をあげようとします。
イジメをする人は、
どこかで、イジメられています。
家庭内で落とされた自己価値を、自分より弱い誰かをイジメることで自己価値のバランスを回復させるのです。
うちでも、よくあったのが、下の子が、母ちゃんにメチャクチャ怒られると、今度は私のところに来て…
『慰めてほしいのかな〜』と思いきや
私に
とんでもない命令をしてきたり、
意地悪してきたりします(´Д`)」
(こっちは慰めてあげようとしてるのにー💦)
弱そうな人、抵抗しない人(この場合、私)を自己価値を上げるために使います。
母ちゃんによって落とされた自己価値を、私をおとしめ自分が上に立つ事でバランスをとろうとするのです。
お母さんには、抵抗しないのに、おじいちゃん・おばあちゃんにはワガママ言う という事は良く聞く話しですよね。(逆パターンもあると思います)
自己受容感(良い自分も悪い自分も好き)がしっかり形成される、そして自分に自信がついてくると、このような事は減るでしょう。
謝る・受け入れる は当人同士のやりとり(当然)
ほんとテレビって余計なことしますよね。
無意味にまくしたてることは、事件を利用していることとなり
被害者側を冒涜 する行為と同義です。
私たちは情報から経験として学ばせてもらい、ご冥福を祈るべきです。
無関係な人間からの【強要されての謝罪】などなんの意味があるのか(´Д`)」
数ある謝罪会見の中でも、私が未だに頭に残る…
07年、ボクシング、内藤大助との世界戦で亀田大毅が反則行為を繰り返した問題…覚えている方もいらっしゃると思います。
謝罪会見では、長兄の興毅が弟のために矢面に立ちマスコミの集中砲火を浴びました。
当時、まだ二十歳そこそこの青年に、辛辣な質問を浴びせ続ける、公開処刑のような状態。ほんと…大人のやることですかね…(´Д`)」
さらに、父親の事までも、こき下ろされて…
それでも最後に
興毅「世間では悪く思われてるけど、俺らの中では世界一のオヤジと思ってるから」
と涙声で言ってる姿…。
自分の子供がこんな目にあってるとしたらどうでしょうか?泣けてきます。よく怒りもせず言えたなと思います。
謝るべきは、対戦相手と試合の関係者にであって、普段ボクシングなんか観ない会場にすら来ていないワイドショーの視聴者 にではないですよね。
※内藤さんは亀田大毅本人の直接の謝罪に対して『もう済んだこと。きょうで終わりにしようよ(´ω`)♪』だそうで…素敵な人ですよね✨…当人同士で、こうなってるんだから、周りが掻き回すことないのです。
大義名分をふりかざして国民の代表者だ!みたいなインタビュアーたちが悪魔に見えました。TVワイドショー、
『あんま、見ない方がいいなぁ』
となった瞬間ですね。
自分たちは何一つ変わろうとせず、傍観者が他者を責め続けるのは、誰一人、得をせず、何の解決にもならないなと痛感しました。
アドラー心理学では、
何かの失敗は3ステップが原則です。
- ・「可能な限りの」原状回復
- ・「迷惑をかけた人」に謝罪
- ・「その上で」再発防止策
という順番で、大事故から、子供のちょっとした失敗など、全てに当てはまります。
当然、無関係者が入り込む必要はないのです。
お亡くなりになった方々に哀悼の意を表しますとともに、事故に関する対応に尽力されている関係各位に深く敬意を表させていただきます。