熱中症の影にある…ペットボトル症候群

※コチラのブログの学説・メカニズムは、まだエビデンスが完璧に証明されていないもの、私見も含んでいます。あくまで参考までにして下さい。簡潔に説明するため厳密ではない表現・ニュアンスも含んでいますので、ご了承下さい。自己責任で行って下さい。

夏だ!熱中症だ!それと、もう一つ…

猛暑ですね。熱中症の怖さもニュースのおかげで世間に浸透し、水分摂取の重要性も市民権を得た感、がありますね。

『 熱中症 』とは

「体液不足で起こる障害」

「体温上昇で起こる障害」

をひっくるめて『 熱中症 』としています。

おもな症状は、

  • めまい
  • 気分が悪い
  • 筋肉のツリ・痙攣
  • 手足の震え
  • 頭痛
  • 吐き気・嘔吐
  • 体のだるさ・脱力感
  • 意識障害

などで、

4割は室内、大半がご高齢の方です。

『 熱中症 』に高齢者がなりやすい理由として

  • 食事の「タンパク質不足」で水分を血管内に保持できない。
  • 筋肉量の低下(筋肉は水分タンクの役目をしています)
  • 身体感覚に無頓着(のどの渇きを感じにくい)

などがあります。

コチラをご覧ください。

夏場の水分摂取。もう一つ重要なこと

熱中症と並ぶ、新たな急性症状

「汗で塩分をはじめとするミネラルが出ちゃってるので、
 真水だけ飲んでも良くない

これはこれで一部真実ですが、個人個人の過ごしている状況によるのです。

「ナトリウム(塩分)が大事なんだ」と
ポカリスエットやアクエリアスなどの
スポーツドリンクを「通常飲み」していると、非常に危険です

近年、『 熱中症 』とともに救急搬送が急増している
『 ペットボトル症候群 』というものです。

病院に担ぎ込まれてきた時には、
血糖値が500〜1000mg/dlという、
とんでもない血糖値
意識障害で昏睡 したりします。

これも、スポーツドリンクに含まれる
「糖質」が原因となっています。

単純に体温を下げればいい『 熱中症 』よりも こわい・・・ ものです。

スポーツドリンクは
猛暑の水分補給には適さない
ので注意が必要です。
※運動中はオッケー

スポーツドリンクは恐ろしい

スポーツドリンク1本(500ml)に含まれる「糖質」
大体 30グラム
ティースプーン10杯分の糖質が入っています。

水に溶けている「水溶液」という状態なので、とても吸収が良すぎて、
一気に血糖値を上げてしまいます。

カラダは血液中の糖が増えると、薄めたくなるので、また喉が渇きます

これを繰り返していると、上記の救急搬送者のように、
「急性の重度の糖尿病」のような状態になるのです。

ご高齢の方で、

水分が大事ですから、
「あくえ⚪︎あす」、
リットルのやつを
日、一本飲んでます!(ね!えらいでしょ!)」

みたいに胸張っておっしゃってる方もいます。

大変危険 です。

異性化糖とは?

スポーツドリンクや清涼飲料水のラベルをみると

【果糖ブドウ糖液糖】とか
【ブドウ糖液糖】 
って必ずあります。

カトウブドウトウエキトウ

ブドウトウエキトウ

なんて読みにくい(´Д`)」 何かのおふざけかな?と思いますよね。

これらは異性化糖いせいかとう 】といいます。

トウモロコシやイモ類のデンプンを酵素反応を無理矢理起こし『糖』に変換したものです。
砂糖よりも安価でできるため、あらゆるものに使われています

【果糖ブドウ糖液糖】は冷やすと甘味が増します。
清涼飲料水と相性が良いため、
もう それは それは、
いろんな 飲料 に使われています。

【果糖ブドウ糖液糖】【ブドウ糖液糖】

両者の違いは『果糖』と『ブドウ糖』の比率になります。
『果糖』が50%より多いと【果糖ブドウ糖液糖】との表示になります。(51%だとしても)
『ブドウ糖』が50%より多いと【ブドウ糖液糖】との表示になります。

100歩譲ってみても、どっちも良くなさそうです。

『果糖』肥満や糖化のもと、
『ブドウ糖』血糖値の乱高下
比率が半々だったりしますので、
両者の一番悪いところを
見事に継承
してたりします。
とんでもなく身体には負担です。

太る原因影の主役 だったりしますので、ご注意下さい。

タンパク質と水がマスト

スポーツドリンク系は、飲み過ぎれば、
上記のように「急性の糖尿病」や『糖化』『酸化』『肥満』
何十倍も早く進みますので、ますますヨレヨレになっていきます。

夏場の対策

しっかりタンパク質を中心に食事をし、
普段飲みは、
正直、ミネラルウォーターで充分です。麦茶もいいですね。

高齢者の水分不足は、ほとんどがタンパク質不足により、水分を身体に留めておけない
のが一番の原因です。(そのクセ、皮下は”むくみ”ます(´Д`)」)

水分を身体に留めておけないのに、ただただ水分を取り続けても
「ザル に 水をためようとしてる」
ようなものなのです。

先にタンパク質です

水分・夏場のタンパク質の取り方のヒントは、もう一度コチラをみて下さい(笑)

夏場の水分摂取。もう一つ重要なこと

お水や麦茶にひとつまみのお塩を入れると、
非常に飲みやすく、吸収も早く、
おまけに各種ミネラルも適切に補給
できます。

以前投稿したとおり、『天日』で作られたお塩を使います。

【良い塩】が身体を守ってくれる!塩選びが大切

それだと「塩分取りすぎ」の心配はありません
普通の食塩だと、塩分過多となり危険です。

『天日』のお塩はミネラルがバランス良く含まれるので、
「塩分(ナトリウム)が多い状態」なら「カリウムが多い分の塩分を排出」
みたいにミネラル同士で見事にバランスを取り合ってくれるのです。

『海水の濃度』がベストなので、
ザックリ
100ml 1 グラム
適当で大丈夫ですので、コップ1杯にひとつまみって感じで入れるといいでしょう(´ω`)

おすすめのお塩はコチラ▼
現状で 一番 含有ミネラルが多い ものです。

夏場は飲料業界は稼ぎ時ですので、こういった情報は消されます
信じがたいですし、残念ですが、
日本は消費者の『健康』のことは全く考えてくれてはいません

日々、正しい知識を得て、自分の身体は自分で守りましょうね。